私自身がペーパークラフトかも知れないと思ったのは ひげを剃ったときだった のりしろ 谷折り 山折り キリトリセン
ダウジング
ウィィーン 「先生!じっちゃんの手術は?」 「大大大っ成功ですよ!」 「これが摘出した病巣です」ドッサリ 「ぎょっ!」 「あの医者は名医じゃ…」 うんうん
「チョコいるかい?」 「いや、オイラ甘いものは食べない人間なんだ」 「へぇー!意外!」 「人間だったんだ!」 「いつから…気付いていた…」 「やはりな…」
床屋 「こんなカンジでいかがでしょうか」 「ン」 「おいおい 髪の毛にラーメン入ってるよ!」 「失礼しましたー!すぐに新しい髪型に交換させていただきます!」 10分後 「どうでしょうか…?」 「ン」 「おいおい 今度はゴ […]
こどもの城― それは国によって作られた児童施設 いわば児童館の大親分である 2015年に閉館してしまうとのことで 我が家のウリ坊(3)を連れてはるばる青山までやってきた 「やっとついたね!」 建物の前で出迎える岡本太郎作 […]
ガラガラ だれでもトイレ ここに入ったものは文字通り 誰でもトイレになれるという (あったかい便座にウォシュレット… みんなが安らげるあの空間に俺もなりたい…) 「おっさっそく足が便器化してきたぞ」
「おいコイツまんが描いてるぞ!」だっせー 「どれ見せてみろギャグ漫画じゃなかったらぶっとばすぞ」 そこには今までにみたことのない 白い宇宙が広がっていた 「はやくこのコードにつかまれ」 「よし では1回 ひっぱるんだ」 […]
ゴボウ バッ 「ひったくり!」 「だれかつかまえて~」 スッ
「このあとどーする?」 「ウチくる?」 「え?いいの?」 「いいよ さぁ入った入った」 「え」「ここ?」 「ワンルームだから狭いけど…」 「へー」「思ったよりも広いじゃん」 「いらっしゃい ゆっくりしていってくれワン!」
いい大学を出て いい会社に就職し キレイな奥さんをもらって そしてこのわしと暮らす 他に何を望むのかね? このこどものような 老人は 我々のどちらにも 似ていなかった
「この生卵をへそに詰めた状態で 割らないようにスモウしてよ」 「無茶言うなよ」 「ムリムリ」 「ぜーったいムリ!」 「それ のこった!のこった!」 ムリ…ぜーったいムリ…
「あ ちょっと」 「ん?」 「枝毛デス」 「最近 多いねん 何でやろ」 「それはきゅーてぃくるが傷んでるんですわ」
ぐわぁー (うわ~タンを吐くぞ) (きたねー) ピューッ
シャカシャカシャカシャカ 「ご注文はお決まりですか?」 シャカシャカポテトシャカ 「シャカシャカポテトですね 店内でお召し上がりですか?」 シャカシャカカイシャシャカ シャカシャカポテトカイシャデタベル
コン 「うわーい!影絵だぁ!」ドタバタ 「あっ」 ビリビリビリビリ…
チュンチュン 「ん…」 シャッ 「雪だぁ!」 オ~サム…
癖 「ちょっと!骨格! 骨格!」 「おっ悪い悪い」 「パパとママの前でそのクセやるの絶対やめてよね」 「わーったよ!っせーな」
どんなキツイ仕事でも 彼は休むことなくやってのけた 日々洗練されていく 彼の動きはスポーツのようでもあり アートのようでもあった サササッ ビシッ やはり彼も労働の間の娯楽を 必要としない部類の人間であったのだ! 「なん […]
「私について来なさい いいものをみせてあげよう」 ピト 「近い!近い! 近いよ!」 「この穴を覗いてごらん」
「続いては」「お天気です」 的中率100% お天気おばあちゃんの大予言! 「みえる…みえるぞ…」 ゴゴゴ… 「東の都に光の矢が降り注ぎ 四つ穴は全てを飲み込むが 一つの穴は塞がれるだろう…」 「明日は雨かぁ」 「エッ 私 […]
「コレこの前の検査の写真」 「あ!もうほとんど治ってる…!」 「こんなのフォトショでちょちょいのちょいじゃ」 「チッなんだよ嘘っぱちかよ!」 「はてさて…写真が常に真実であると思い込んでいる あなたのアタマの方がワシは心 […]
ズリッズリッ 「じいちゃん、ズボンがズリ落ちてんヨ」 「最近どんどん痩せてきてなぁ 不格好な姿を 見せてしまいホント申し訳ない…」 「は? どこが不格好だよ オレもその履き方やるぜ!」 ズリッズリッ 「ベルトなんかいらね […]
「ねえ、マンガ王 四コマ漫画をかいてよー!」 ギロリ… 「四コマだとぉ?」 「ワタシに四コマも必要ない 2コマで十分じゃ〜」 「すげー!」「さすがマンガ王」 20年後 「はやくかいてよ マンガ王」「はやくかいてよ」
「でさー」「うんうん」 「そいつがね」「へぇ〜」 「ナニナニ? ナンノ話シテルノ?」
「キミィ! なんだね この報告書は!」 「すみません」 (あー ロックンローラーになりてぇ 反社会的で わがままな ロックンローラーになりてぇ…) 「まったく 何回言えば わかるのかね!」 (あー ロックンローラーになり […]
これは35歳にして初めてトイレをみた男の物語である 「これは…」 「椅子にしては穴が空いてるし 水が溜まっていて危険だ」 「そしてこのレバー 大…?」 ぐるぐるぐる… 「わー! 目が回るー!」 渦巻きは北半球が左回り 南 […]
どう見ても彼の眼はメガネの表面にあるようだった アタシは 勇気を出してきいてみた 「それ どーなってるの?」 「フフフ… これはね」 「寝過ぎでまぶたが腫れているのさ!」
「娘さんを僕にください!お願いします!」 ズーン 「だめだー!」バチーン 「!!」 「む…娘よ…!」
「あ!」 (席が取られてる…) (レジに行く前に 人が嫌がりそうなものを置いておいたのに…)
ITは進化を加速させる 長い歳月をかけて伸びたキリンの首もITなら 「ITなら3日で伸びきる」 「いい加減なこと言うな!」 「3日もかからなかったな」 どっ
「それでは聴いてください」 「テニス!」 スパン パコ ポーン バィ〜ン
街中にある地図の現在地の場所はみんなが触るので ボロボロになっている 「時間が経った汚れのほうが中心から外れていることが多いな…」 「フォフォフォ よく気づいたのう」 「スマホじゃよ」 「スマホを日常的に使用することで […]
「執刀医です 全力で オペします」 「先生…よろしくお願いします」 「執刀医の父です」「母です」 「まだまだ未熟でミスの多い息子ですがどうか大目に見てやってください」
「試食いかがですか」 「ア、いま断食中なんで」 (えー ここ食料品しか 扱ってないデパ地下なのに!) 「でも…そんなに言うのならひと口だけ…」 「断食中のかたはお断りします!」 「えー!」 「じゃあやめる!断食やめる!」
「どうしても怖いものってある?」 「あるよ〜 高所∧閉所∧対人恐怖症」 「そんなにたくさん!」 「いや でも∧(かつ)だから」 「つまり 高くて狭い場所に」 「知らない人がいると アウトって感じ?」 「いや そこに 対 […]
「何番の髪型にしますか?」 「これ全部同じカットモデルですね」 「はい 実はこれ ロン毛を坊主にするまでの記録なんですよ」
1000人の 行動を予測するのは簡単だが1人の行動を予測するのは難しい 「今日は仕事が早く終わったからお前の好きなアイスを買ってきたよ」 ピシャ 「なにをするん…」 ボス
「はぁ だるいさむい」「熱あるんじゃない?」 「どれ」 ピーン (わかる… 考えていることが手に取るようにわかる) (なんだよコイツ… 慣れ慣れしく触ってきて気持ち悪いヤツだなあ…)
「ぎゃああ ゴキブリー!」 「まあまあよくみてごらん」 「つけまだよ」 カサカサカサ
はじめての方は傑作選!