「何でも好きなもの注文して」 スッ 「いいんですか? ありがとうございます!」 「めちゃくちゃおいしいが腹をこわすものと…吐くほどまずいが体に良いものものか…」 パタン 「決まった?」 「はい 両方で」
「遊園地 たのしいなぁ!」 「でもこんなに暑いと着ぐるみキャラは出てこないだろうな」 「出るよ」ぬっ 「きゃあ!」 「クールビズで」 「クールビズで!?」
「この特技「いいね」ってなんでしょうか?」 「いいね! その質問いいね!」 「僕は嫌いな人でもライバルでもあらゆるものに何の感情もなくいいね!ができるね」 「それはいいことなんでしょうか?」 「いいね!」「いいことだと思うね!」
「クックックッ…」 「ブワーハッハッ!ハーッハッハッ!」 「世の中カネが全てだ…! カネで買えないものはない カネを持っているヤツがえらいのだ…!」 「・・・」「お父さんどしたの?」 「いまさら何を言ってるのかしら」 「…でも 貧乏人の口からそのセリフを聞くのはちょっと新鮮かも」
「お母さん!見て! あそこにパリピがいるよ!」 「ぼうや すごいぞ よく私がパリピだとわかったね」
「あれ?」「ん?」 「少年野球の試合なのにおっさんが混じってる」 「ああ…あれは監督だからいいんだよ」「監督…」 「監督は勝敗を分けるほど重要だと聞きます なのでこの競技は…」 「少年を使った中年野球と改名すべきです」
キーンコーンカーンコーン シャクシャク
「ん?」 「なんか スマホが接続 できそうな つぼみが…」 翌朝 「おーい ぼうず咲いたぞー 朝顔(おじさん)咲いたぞー」
「先輩 靴下に穴が空いてますよ」 「え!うそ」 「えーっ!マジなやつじゃん!朝履いた時はまったく穴なんてなかったのに! いま空いたんだわ」 嘘だ 今までに何回も靴下の穴を指摘したが必ずいま空いたと嘘をつく 「ほぼ新品なのにきついわー」 いや そんなことはどうでもいいのだ 見たまえ この先輩の柔らかさ […]
ブオーン ブブブブブ ファーストキッスは扇風機でした
「思った通りいい音を奏でる」ペチペチ 「なんだいきなり失礼なヤツだな!」ビャッ 「録音したので聴いてみましょうよ ホントいい音なんで」 ペチペチ ビャッ 「ビャッがいいですね」 「そんなこと言ったかな?」ぬっ 「いまのぬっもいいですね!」 「知らねーよ!」ビャッ
「受験生は電車で移動中も」 「勉強なのだ」 「この単語カードで」ジャラ 「お! 将来は看守にでもなりたいのかい?」 「はいっ!」
「あれ? なんでマルオさんの席にお花が?」 「え? やだなぁ 僕ですよ マルオですよ!」 「ちょっとマスクがきつくて…」 パチン!
タップ くるん タップ くるん
「網棚に神棚!?」
「あ かわいーんだ」 「動物の動画って見てて癒されるよねー」 「いや… 僕が好きなのは大食いペット系」 「大食いペット系動画になります」
「おつかれ〜」 「これでも飲んで少し休憩しなよ」 ずいっ スッ スッ スッ ビタン 「え?なにいまの? 合気道!?」
「えーっと ここからここまでもらえるかしら」 「ありがとうございます!」 「では お手数ですが 当ブティックの注文は先日からタッチパネルになっておりまして…」 「このスライダーを使って範囲指定をお願いします」
私はよく人から恨まれるので 生霊がふたつ取り憑いている 「ちょうどいい 漫才やれよ」 「えっ?」 「何言ってるの?」 「自分の立場わきまえろよ!」 「お前ほんとさぁそーゆーとこだぞ!」
「この中から会長の跡取りを選んでください」 「・・・・・」 「右から2番目だな」
(この立ち食いそば カウンター高いなぁ) 「すみませーん かけそばくださーい」ぬっ 「はい どうぞ」
「すみませーん 注文お願いしまーす」 「あ ウチはすべて注文はテーブルのタブレットでお願いしております」 「なんだこれ 全部ほかの店の配達サービスじゃないか」 「ピザお届けにきましたー」 「・・・・・」 「大将はいったい何を?」 「見てる」
ポチ びしゃしゃしゃしゃしゃ 「えー !? なになに!?」 びしゃしゃしゃしゃしゃ 「どーなってるの?」 「あばばばば…」
「くっさ!」 「誰かおならしたべ?」 「ちょっと待って! このすかしっぺよく見ると」 「すかしが入ってる」
ハァー おやすみため息モード ハァー ハァー
「これが犯人の履いていた靴下だ この匂いを追ってくれ」 「ワン!」 「ワン! ワン!」 (嘘だと…嘘だと言ってよ 田中さん…!)
ブッ 「ごめん いまオナラした」 「うん いいよ 臭くないオナラでしょ? 音でわかる」 「逆にさ…臭いオナラの音はね」 「こう!」プリプリプリブリプリプリ
「続いてスポーツのコーナーです」 プツン 父はスポーツニュースをニュースとは認めずスポーツコーナーが始まると必ずテレビを消す たまにスポーツ選手の不祥事が流れたりすると消すかどうか迷い 混乱することがある
「ここの歯並び嫌だなぁ 矯正したいなぁ」 「でももう50過ぎだしなぁ 来世に期待するか…」 「あんた もしかして…来世に歯がある生き物になれると思ってるの?」 「え?」 「あんたの来世 バラよ」
「仕事関係の書類を捨てる時はこのシュレッダーを使うように」 「はい わかりました」 ピーッ ピーッ「えーっ やだ どうしよう!」 「さっそく どうした?」 「シュレッダーが壊れたみたいです」 「社外秘のネギをみじん切りにしようとしただけなのに…」
「なんで朝顔視点?」 「あと最後おまえ朝顔に何をしたんだ?」
はじめての方は傑作選!