「おはようございます!」 「おざーす」 カタカタ ペラッ 「おっと!」 「その変な服なんですか?」 「Wネックシャツ」
「この革ジャンどうよ?」 「なにこのイボイボ 何の皮だよ?キモい」 「キモいとか言うな!」スッ プシュ「ひゃあ! 目にしみる!」 「この皮はミカンの皮だ!」 「そしてこの出っ張りはデコポンのデコの部分だ!」
「鬼は〜外」 「いたた! まいった!」 「こりゃ 敵わん 退散退散」 「ふぅー… 全く最近の子は容赦がないなぁ」 「ん?」 「誰か…そら豆投げてたな…」
ジャー (あと一人だ…!) 「おじいちゃん おまたせー!」 「おうおう 間に合ってよかった ちょうど番が来たところだよ」 「並んでもらってすみません」 「ちょっと! それはマナー違反ですよ!」 「ここのトイレは5人乗りですがそれでもマナー違反ですかね?」
(歩きガラケーあぶないな) (壁にぶつかりそう… 大丈夫かな) ぴょん ぐぐぐっ
「なんか飛んでるよ!」 「あれは人型ドローンだよ 街の上空を飛ぶと犯罪が減るんだ」
「電子書籍用の端末ですか?」 「はい これは良いものですね 軽いし目に優しいし読書に集中できる」 「おまけにこれは令和最新版なので なんと4DXで楽しめます」 ブブブブブ… ピカッ ブシャーッ 「失礼! ちょうど嵐のくだりだったので…」
うつら うつら プルプルプルプル 「はっ! 寝てた!」 「おっと あぶないあぶない 誤ってアプリを消しちゃうところだったよ…」 プルプルプルプル ピタッ 「ぼっちゃん…もう二度とこんな危険な真似はしないでくださいね…」
「肉!野菜! 栄養!健康!」 「栄養士の私に言わせれば全然ダメ 心の栄養が全く足りてないわ」 「ということで私はこの方とお付き合いすることにしたから」 「なんだこのメタボ野郎は!」 「このメタボ野郎はあなたと違って心が広いのよ」 「ワタクシ心がメタボなので何言われても頭にきません」
「おっす!」 「おーっ!」「じゃあね」 「話さなくてもよかったの? 友達?」 「いや 10年前に生き別れた兄です」
「あ! 課長」 「随分と頭頂部が薄くなりましたね 思わず二度見しちゃいました」 「いやぁ年には勝てんよ ハハハ…」 「でも 天窓みたいでステキです」「天窓?」 「ええ だって脳視点で見れば天窓じゃないですか」 脳視点で見れば 天窓じゃないですか
「ホットコーヒーお待たせしました」 ポタポタ 「これドリップするヤツじゃないですか」 「啜ってください」 ズズズ… 「啜ると風味が違いますよ」
「会社の携帯にログインできなくなっちゃった」 「管理者に問い合わせなよ」 「いかにも私が社内携帯の管理者だが?」 「すみません ロック解除してもらえますか?」 「えっとこの携帯は…」 「この顔だ!」カシャ「ありがとうございます!」 「スミマセーン 私の携帯もお願いしまーす」 「はいはいこれはたしか… […]
「あ! あの人 有名なスポーツ選手じゃん」「ほんとだ!」 「すみません 写真いいですか?」「ファンなんです」 バッ 「裏地がすかし!?」 「無断転載は厳禁だよ?」
「ご主人様!ご主人様!ご主人様ァー!」 「なんだなんだ さわがしいな…」 「新しい芸ができたので見てください!」 「コレです!ギリギリで立ってます!」
ガリガリガリ 「こんな感じでいかがでしょうか」 「アーッ! やっちまったー!」 「上下逆だった!」 「すみませんがこっちでもお願いします」 「まったく!気をつけてくださいね!」 「ウチが床屋でなく美容院だったら大変なことになってましたよ!」
「えっと 今日もスペシャルラーメンにしようかな…」 「ん? アップデートしてるじゃん…」 「大将 何が変わったの?」 「いろいろ変わったよ」 「麺をスープに最適化とか スープを麺に最適化とか…」 「あといくつかのバグの修正…」 「バグ?」 「うん 虫入ってた」
ワーッワーッ やっちまえー 「それではこちらの方からお願いします」 似顔絵バトルとは対戦相手の顔を悪く描いてディスる ラップバトルのお絵描き版である 「はいコレお前の顔〜」 オオッ 「いいですよ これは」 「ちゃんと目と口のかたちが韻を踏んでいます」
「はい これプレゼント」 「え? なんで?」 「いや…いつもお世話になってるからさ…」 「こんなことしなくていいのに…」 ぐずっ 「泣くなよー」 「泣いてないよ 目にゴミが入っただけ」 「ごまかさなくていいよ」 「本当よ」 「生ゴミ!?」
シャコシャコ トクトクトク キューッ 「キューッ?」 ペッ 「何か腑に落ちてないようですが…マウスウォッシュのキャップで飲む時の擬音はおちょこと同じ「キューッ」ですよ?」
「基本的に動画は倍速で見てるよ 対パのために」 「でもお前… 動画の途中に入る広告はいつも当倍速じゃないか」 「まぁあれは倍速にできないようになってるから…」 「そういうとこだゾ」 「いつもお前は詰めが甘い! 何がタイパだ 偉そうに!」 「じいちゃんの説教長くてタイパ悪いから家に帰るわ」 「あ 待っ […]
「マジやばい!」「やばいだろ?」 ギャハハハ 「で もっとやばい 話があってさ」 ヴヴッ 「え? どんなふうにやばかったの?」 「あ すみません 会計お願いします」
「やだい やだーい!」 「こらこら待ちなさい」 「大変ですねぇ」 「なんかイヤイヤ期が始まったみたいで…」 「ワシの子も同じような時期に反抗的になったのう」 「いつくらいまで続くんですか?」 「いつまでって言われても…40年経った今でも息子の反抗期は続いているからのう…」 「いやさすがにそれはもう性 […]
「なんだとこの野郎!」「そっちが悪いんだろ!」 「まぁまぁ落ち着いてください どっちも悪くないですよ! ただの誤解ですって」 「さすが間(はざま)さん」「喧嘩の仲裁がうまい!」 「お〜い間くん ちょっといい?」 「はいはい 部長 何でしょうか?」 「今日のワシの弁当 刺身とシュークリームなんだけど… […]
「結局お前とは小学校からずっと同じクラスだな」「そうだな…」 「来年度もまた一緒だといいなぁ」「さすがに次は違うクラスだろ…」 「いやいや俺らの友情パワーで同じクラスになろうぜ!」 「お前これはパワハラだぞ」 「たとえ友情パワーでも友情パワハラだぞ」
ハフハフ 「ヒーッ 調子にのって激辛なんかにするんじゃなかった」 「お客さん つらそうですね? これを舐めますか?」 「なんですか それは?」 「これを舐めると一定時間 舌が無敵になります」「ください!」 「これはすごい! まったくカラさを感じない!」 「んでもって甘味も旨味も塩味も感じない! なー […]
「マジかよ! ウケるんだけど!」 ギャハハハ 「ギャハハのハー!」 (電車の中でうるさいなぁ) (…そうだ)ピコン ピコッ 「ギャハハ! ギャッハ!」 「コレあなたの声! 自分で聞いてみてどう?」 「え? これがオイラの声?? こんな風に聞こえてるの? はずかしいっ!」 カ〜ッ
パッ 「うわっキモ! あ! キモって言っちゃった!」 「いいよいいよ 気にしないで キミはこのビデオ会議初めてだったね」 「この会議では目を映すんだよ」「こうですか?」 「・・・・・」 し〜ん… 「あの…」 「あ 喋らなくていいよ 目を見ればわかるから 目は口ほどにものを言うからね」
はじめての方は傑作選!