「いいかい? 濡れたダンボールほど不快なものはない」 そう言うと先輩は雨で濡れて重くなったダンボールを 僕に投げつけた びしゃ 簡単に言うと先輩はそういう男だ
クゥ〜ン 10年前 「ダメだ!」 「ちゃんと面倒みるからさぁ お願いだよぉ」 「よし1週間…1週間 私が犬になる…その間きっちりとお前に世話ができたなら考えてやろう」 こうして僕らの生活が始まった 気付けばお互いに情が移 […]
「精神的にも肉体的にも危険な状態です」 「仕事は休んでいまはしっかりと休養を取ってください」 「その言葉…そっくりそのまま先生に返しますよ」 医者だけが患者を診ていると思うな 患者もまた医者を診ているのである
表示価格より50%引き (あらお買い得 買っちゃおう) ペタペタ (え?さらに値引きされるの?) ペタリ 表示価格より20%引き 「ちょっと店員さん! 貼るシール間違えてるわよ! 前よりも高くなってるじゃない」 「いいん […]
タタタタ… カチャカチャ (ひどい貧乏ゆすり… キーボード音もうるさいし…) (こっちも同じ感じ…)ユッサユッサ カチャカチャ そのとき奇跡が起きました ピタ コイツらの揺れと音が コイツらによって相殺されたのです
「・・・胸騒ぎがする…」 ぞわぞわ ぞぞぞぞ… プチン ぶわぁー 「胸毛が勝手に!? 胸騒ぎはコレだったか!」
「みてこれー」 「チューリップかい? かわいいねぇ」 「あげるー」サクッ 「え?」「もう一本」 「あげるー」サクッ
「ん? この髪型?」 「ほらオレ雪国出身だから 雪が落ちるようにさ」 「でもここ東京ッスよ?」 「知ってるよ!」ガッ 「でもいつ東京にもドカ雪が降るかわかんねーだろーが!」 ぐりぐり 「そんだけカッカしてたら雪溶けますっ […]
「・・・・」 「ほら おじいちゃんだよーはじめましてー」 「こいつもいずれオッサンになるのか…ウケる」 「ちょっと…初めて孫に会って第一声がそれ…?」 「だってそう思ったんだから仕方ないだろ! お前が生まれた時もウケたよ […]
「おい!何やってんだよ 試合はじまってんぞ!」 「無観客だと…やる気でねッス」 「世界中に中継されてんだよ!」 「え!ウソ? マジで!?」
「超かわいいー コレ取れる?」 「やったー ありがとうー」 「あれ? なんか… 顔が違う… かわいくない」 「こりゃトラウマだな?」「トラウマ?」 「クレーンで釣り上げられたら誰だってトラウマになるオレだってそうだ」
しくしく 「夜道で泣いている女性… 怪談にあるやつだ…」 「あのう… どうかしましたか?」 くるっ「アタシ・キレイ?」 「えっ! SFチック?」
「すごい綺麗な夕日…」 「青とオレンジでモネの絵みたい…」 「不思議だけど この景色を何万年前の人類も見てたんだよなぁ」 「ウホウホって?」「ウホウホって」 「彼らもこの美しさに感動していたのだろうか」 「ウホッて?」 […]
「いや ユージ君 マジすげーわ」「オレ我慢とかできないタイプの人間だから」 「ムカつく奴がいたら先輩でも先公でもぶっとばすから」 しかしこのユージ いまだかつて人に手を上げたことがない 今までムカついたこと自体がない た […]
「入場するにはこちらでワクチンパスポートの提示が必要です」 「ワクチンパスポートをお手元にご用意ください」 スッ ククチソ パスポート 「ククチソ…ですか…」
「そしたらね キミコがそこで〜」 「ちょっと待って」 「悪いんだけどその話 倍速で話せる? 時間もったいなくて」 カーッ 「失礼しちゃうわ! 何よ! その言い方!」 「ホンット最低な男ね!人の気持ちも考えずに!そんなに倍 […]
ピッ ダッ 「あ!お客さん!」 「またあの人 食券だけ持っていっちゃったよ」 「この前 フリマアプリに出品してましたよ」
「近い近いよ 怖いって」 「すまない 絶対に射止めてくれと依頼主から言われているんだ」
ハッ ハッ ハッ ハッ ガチャ ガッ パッパッ ぎゅううう カラン 汗出しアイスコーヒー
ガタン ゴトン むっ ドォォーン 「キミィ! 他の乗客に迷惑だぞ!」 「あ? じゃあてめえがオレを起こせや」
「えっとあの服はたしかこの中に…」ガチャ 「キャア!」 「あ! レンタル彼氏 返し忘れてた!」 「延滞料金…五十万円也」
「バレずに歯の矯正がしたい?」「はい」 「周りの人に気付かれずに歯の矯正なんて可能でしょうか?」 「ピッタリなのがあるよ」 「歯以外を矯正し歯に合わせる そういうのがあるよ」
「えータコ山さん もてそうなのに」「え?マジ?」 「どのあたりが? オレのどのあたりがイケてる?」 「んー… やっぱり目かなぁ〜」 「目! それはちょっと微妙かも…」 「視野広そうでいいじゃないですか?」 「いやヤギもイ […]
ゴーッ「展示飛行だ!」 「え?なになに?」 「鼻から耳に! すごい! …あれ もう一機いたはず…」 ゴーッ「お昼に食べたラーメンが絡み付いて出てきた!」
スマホなどに貼る覗き見防止シート 最近では顔に貼る人も増えてきた 関係のない人からプライバシーを守るためだ (この人すごいタイプかも 顔見たい) (顔見たい) 「あの…なにか?」 「あ…いや… なんでもないです」 「…と […]
「ずっとスポーツを見てるけど」 「だれひとり体育座りをしていない…だいたい椅子に座ってるし…」 「ばからし もう体育座りやーめた」
「おい おやじ!」 反抗期真っ只中の息子は 「風呂わいたぞ」 何故か風呂には一緒に入りたがる 背中も流してくれる 「勉強はしてるのか…?」 「は? うるせーなぁ!」
万引きは犯罪です! 「んなことぁ わかっとるわ!」 「犯罪だと知らん そんなバカな奴がいるか!」 「あの…お客さま…」「なんや!」 「店内であまりそのような大きな声で騒がれると 威力業務妨害罪という犯罪になりますが…」
ジ〜ワ ジ〜ワ ジ〜ワ ジ〜ワ ブオ〜 「あ! 私に向けなくていいですよ」 「お美しいあなたの涼しんでる顔が オレ様を涼しくさせるのです」 ゾォ〜ッ・・・
チッ チッ チッ 「舌打ちなんてスポーツマンらしくないぞ」 「素振り」 チッ 「素振り? 舌打ちの?」 「あぶなーい!」 ペチン
「5」 「4」 「3」 「2」 「1」 「広告をスキップ→」ドドドドド 「広告をスキップ→」ドドドドド
はじめての方は傑作選!