「母さん おかわり」 「あ 軽くね」 「はい どうぞ」 「おいおい多いよ〜!」 「ったく 軽くって言ったろ…」 「うわっ!軽! 軽っ!」 「かっるー!」 「ってコレ ポン菓子じゃねーか!」 ダン
「こちらの紙エプロンをお使いください」 「必要ない!」 「いい歳したおっさんがこんなものつけるか!」 「おっさんに紙エプロン 笑止千万!」 「はだかで結構!」 ジュウウ… 「あっつ! あっつ!」
「かなりストレスたまってますね」 「いえ全然たまってないです ストレス感じてません」 「自分で気付いていないだけです 実はかなりストレスを感じているんですよ」 「はぁ… ものはいいようですね」 「あと最近 大ケガしました […]
登録 「うわぁ…このボタン タップしたくねぇ…」 「まぁ お前さんの顔のUIほど酷くないけどな」 「は? 顔のUI? 僕の顔は関係ないと思うんですけど?」 「ホラ! そのヘラヘラした表情 全然怒りが伝わってこない」 「そ […]
「お弁当 温めますか?」 「お願いします」 バッ バッ バッ バッ バッ 「ハァーッ!」 ボウッ 「フヒィ〜… 死ぬかと思った」
「おっさん大丈夫か?」 「ご心配なく 地域密着型のサービスをしているだけです」 「定時になったらソッコーで帰りますので!」 「てゆーか そんなところで地域密着されると俺ら住民にとってスッゲー邪魔」 「地域住民などどうでも […]
中二階の ロフトの 床下にそれはあった 僕の下宿先だ
「ラインってやってます?」 「おや! 早速 既読スルーですか!」
「スマホを使った新しいサービスないかな?」 「う〜ん」 「ARのカツラ?」 パチン 「それだ!」 「スマホを通してみると」 「毛が生えてみえる」 「どう?」 「カンペキ!」
ぐっ 「どうじゃ? ワシもまだまだ若いじゃろう?」 「おしり 見えてますよ」 「!」サッ サッ
ノロノロ 「どうしよう… こんなに急いでいるのに…」 ノロノロ 「全然学校にたどり着かない…」 「あ! しかも洋服 着忘れてる!」 「ちょっと署までいいかな?」 「え!? 夢を正夢にしていた!? なんでそんなことを…」
「えっと…たかしくん 仕事は何を?」 「パーチストっす!」 「?」「ぱぁちすと?」 「はい! メーッキャッ」 「パーチストっす!」 「お母さんも今度たかしにお化粧してもらったら?」
「彼は?」 「ああ…」 「彼がいると空気が綺麗になるんです 人間空気清浄機と言ったところでしょうか」 「本日のパーティーのために大金を払って来てもらいました」 スーッ スーッ 「ブッ」 ブオーッ
「んん!」「んっ!」 「んんっ!」「んっん!」 「以上 校長先生によるタンがらみのお話でした」 「最近の子たちはタンがらみの話に興味ないのかな?」 「いやいや! みんな聞き入っていましたよ!」
「いただきまーす!」 (うわっ! この娘の弁当箱小さいなぁー!) 「そんなんで足りるのかい?」 ヒュッ ブーッ 「足りるわけねーだろ!」
パチ パチ 「あれは本当に ひどいものじゃった…」 「血で血を洗い…それでまた付いた血を血で洗い… また血が付くので…」 「それを血で洗う… 結局 血だらけだった…」 「結局 血だらけだったのだ…」 「あんなことはもう二 […]
「仕事用の形状記憶シャツが…」 「記憶喪失に!」 「ワタシは一体… ズボン…? ハラマキ…?」 「違う! お前はシャツだ! 思い出すんだ!」 「… …アロハ?」
「お前の携帯の待ち受け画面 すっげー待ち受けてるな」 「大丈夫 このまま放っておくと待ちくたびれるんだ」
「これはお前が書いたのか」 「へぃ!」 「へったくそだなぁ!」「フフフ…」 「この墨汁 カエルが飛び込んだ古池の水を使って作ったんですケド?」 「そして仕上げに今から墨汁をつけたカエルを…」 「作品に飛び込ませます!」ビ […]
ガツガツ クチャクチャ 「コラッ! キレイに食べなさい!」 「フッ やはり血は争えないな…」 「父ちゃんの食べ方だってかなり汚いぜ…」 (ぐぅ! まさか息子にこのセリフ(血は争えない)を使われるとは…!)
パクパク おいらの腹時計は手巻きです
「おい…なんだよ」 「言いたいことがあるならはっきり言えよ」 「言いたいことは…ありません!」
ガチャ 「ただいまー なんつって」 「ひとり暮らしなのになんか言っちゃうんだよね」 カチッ カチッ カチッ
ゲシゲシゲシ 「やめて! 私のために争わないで」 スポッ
す…隙がない…! ヒラリ 「今だっ!」シュビッ チーン
「おじいちゃん大丈夫かい? 急に倒れたって聞いてびっくりしたよ」 「太郎か…」 「死ぬ前にお前の顔を見ることができてよかった…」 「これで思い残すことは何もない…」 (これが…思い残すことが何もない人の顔か…)
めしあがれ ムッ 「おうい 母さん! 鉛筆削り!」 ヴィィィン ヴィィィン 「うむ…」
ショキショキ 卒業アルバム 「悲しい時や辛い時に見るんですよ」 「…失恋ですか?」 「ギャハハハハハ!」 「コレ!コレ!コレ! 2組のハラケン!」
ビリッ ビリッ 襟との決別 そして男は マジシャンになった
ガタン ゴトン 「ひとりはみんなのために!」 「みんなはひとりのために!」
はじめての方は傑作選!