「よし こんなもんか」 「うわーっ なんかメンドくさいことやってますねー!」 「おんや? まだ「お」が残ってますよ?」 「「○でお囲み」のところいいんですかい?」 「言われてみればそうだな…消しておこう」
新型くじ 「ちゃんとあたり入ってますか?」 「あたりまえだ! ウチは20本に1本は陽性だよ!」
「ギャーッ!」 「わーっ!」 「ギャーッ!」 「わーっ!」
ヴィィィン 「あれ?扇風機の首がまわらんね」 「あー…この前コイツ首いわしちゃって いま首が動かんのよ」 「だからムチウチ治療みたいの付けてんのか」 「で いつ治るのよ?」 「全治一年だって」 「次の夏か…」 「ああ」
「あかん…もう料理人としてやっていく自信がない…」 パアアアア「あきらめるな!」 「あなたは… お客さま!? ちょっといま店 閉まってますので…」 「ちがうよ! お客さまは神様って言うけどそれは神様が客ってわけじゃないか […]
カシャ カシャ カシャ カシャ 「おい! 誰じゃこいつは!」 「彼は…廃墟マニアよ」 「じゃあ おじいさん 次は入れ歯を外したあとの口の中を撮らせてください」
「あ オレこのあとバイトあるから行くわ」 「おう じゃあまたな」 「空いてるグラスおさげしまーす!」
「こっくりさん 好きな料理は何ですか?」 ススス… シュツ シュツ シュツ 「な・ま・な?」 「いや…この動き…」 「フリック入力でにものだな」
「SNSで流行ってる 「それな」って現実で使ってもいいんですか?」 「それな」 「たしかにネットの言葉を現実で使うのはなかなか勇気がいるよな」 「はい」 「だからまずは新型それなを使ってみたまえ」 「新型それな…?」 「 […]
イヤホン ピアス マスク メガネ 耳はもう限界だった 目や鼻や口であれば不満を表現することもできたであろう しかし耳はいつも受け身で自己表現ができない 外部に向けてできることといえば耳ダレを垂らすことぐらいだ 「わかりま […]
(わぁお 岩のスマホケース!) つるっ ガン 「あ 拾いますよ」 (重っ! これただの岩じゃん!)
ポチッ ブオー 「あー…いいわぁ」 「ほらオレ東京にいたじゃん?」 「ここに越して来る前」 「そん時によく浴びてたのよ この風」
「好きな食べ物は とんかつ 納豆 シウマイ」 「おでん 春巻き 冷やし中華 豚の角煮…」 「なにこれ」 「つまりこれは…」 「カラシだ!」 「彼はカラシが好きなのだ!」
「やっぱ漫画はデジタルで描いてんすか?」 「はい」 「僕はペン入れだけデジタルですけど 最近はネタもデジタルの人が増えてますね」 「ネタもですか」 「はい 今はアナログと遜色ないですから」
「あ ウチのワイファイ使う?」 「パスワードはね…」 「いいよ 使わない」 「なんかお前んちのワイファイ汚そうなんだもん」 「失礼なヤツだな! なんだよワイファイが汚いって!」 「じゃあ見せろよ! お前のネットの閲覧履歴 […]
ファミレスで息子とミートソースのパスタを食べていたときのこと 「ママ〜 みて〜」 「ギョッ!」 店員の手違いで息子(4)にはイカ墨スパゲッティ ビチャ そして投げつけられたパスタが私の鼻に入るという奇跡がおきた 「面白い […]
「みてみて あのおじさん」 「日陰で信号待ちしてる」 「誰に教えられるわけでもなく」 「けなげでかわいいねぇ」
ガラガラガラ 「タカシすごーい! 私も負けてられないわ」 「キャーッ」 「どうした? ミキちゃん!」 「今 指を入れたら…」 「穴の中にいたの…」 「私の家族が…!」
「うまいっすね ここの定食!」ぺちゃくちゃ 「穴場なんだよ!」 カラン「ごっそさん!」 「そろそろ職場に戻るか!」シーハー 「うっす!」 ス… ス… (ちょっ おまえ近いよ ディスタンス ちゃんと守って) (っス)
「あっつ!」 「こんな暑い日にマスクなんて…普通じゃねーッ!」 「いまさらー! いまさらー!」 「この猛暑日にジャケットにネクタイ!?」 「そもそもこの炎天下に外回りの営業!?」
ヴィー… なにひとつ守れてねぇ キッ でも信号は守る!
ぐつぐつ ザバー ジャーッ 「ちょっとストップ!」 「ここだな… ここで麺を冷やすから冷やし中華になるんだ…」
ウィィィン 「あち〜」ピンポーン 「宅急便でーす」 「やべ! いまパンイチだよ!」 「急いでこのお腹…」 ヘコッ 「外行きのお腹にしないと!」
「うぉおおりゃ〜!」 ガン 「おいおいどうしたんだ? あの二人…」 「さぁ? 彼らの問題ですから…」
「100円でーす」 ピッ 「アゴペイで払います」 「はいどうぞ!」ピッ
ビシャ 便利な世の中になったもんだ
「なんかさー部活の人間関係がよくないんだよねー バラバラっつーか」 「…先輩後輩の概念…」 「え? なにこれ 概念? 未来の? もっといいアイテムだして…」 スッ 「あざすッ! 明日これで試してみるっス!」
「すみません 急にお邪魔しちゃって…」 「いえいえわざわざありがとうございます」 カラン 「もう5年も経つんですか…まさかこんなことになっているとは知らずに…」 「自分が死んでも周りに教えるななんて遺言を残すものですから […]
「わざわざ送ってくれてありがとう」 チュッ 「じゃあ おやすみ 良い夢を」 (手の甲へのキッスは敬愛のしるし… めっちゃ感じええ人やん…) (手の甲なら ウィルスもついてへんやろ…)
「お!お前マンガ描いてるの?」 「ひっ!」 「みせろよ ジャンルはギャグ? アクション? 恋愛?」 「いやジャンルを聞かれましても…強いて言うならきもいへそげ系とか…」 「キモイ ヘソゲ?」 「あ いま勝手に付けただけで […]
シュコシュコ スコスコ (からっぽ!?) (右手が汚染されてしまった…!) (いたずらに消毒していたバチが当たったんだ!)
はじめての方は傑作選!