「あけましておめでとうございます 書き初めですか?」 「違うよ」 「さっそく今年の一文字を書こうと思ってな」 「えっ それって年末にやるやつじゃないっスか?」 「いちいち年末まで待ってられるか」 「できた」 「…これは」 「祝? 呪? どっちですか?」 「まぁ どっちかにはなるじゃろう」
1月 4月 8月 12月 ゴーン ゴーン… 「除夜の鐘です やりました!」 「ついに私は去年の正月気分を 今年の正月まで持ち続けることに成功したのです!」
「おみくじ吉だった」「ワタシは中吉」 「これ結ぶ場所って決まってんの?」「どこでもいいんじゃない?」 「どう? おみくじ売れてる?」「はい 順調です」 「よし…では私の運勢でも見てみるか」 「今年は凶だな…」
「えっと… このタイプはまるのほうがオンだっけ?」 「逆じゃよ ○はゼロでオフ 棒の方が1でオンになるんじゃ」 「ばあちゃん」 「電源ボタンも同じくゼロと1じゃ オンオフボタンまたははオンとスリープのボタン」 「へぇー そうだったんだ! 友達にも教えてあげよっと」 「あとこれは年寄りみたいな持ち方で […]
「ガハハハハ ガハ ガハハハ ガハハハ ガーハッハ」 「うるさくて打ち合わせができない…」 「ガハハ…」 「どう? 静かになった?」 「うん ありがとう あと見た目も消せるかしら」 「えっとそれはたしかここに…」 「これだ」 ギッ ギッ ギッ
ガチャ 「待って この会議室…人の気配がしない?」 「そう?」 「このイスに なにかいそうな…」 「気のせいだって」 「これ何のボタンなんだろう…?」 パッ 「ガハハ ガハガハ ガハハ ガッハハハ」
「出家して全身脱毛もしたのに水が引かない」 「排水口にはいったい何の毛が詰まっているのだろう」
「あ〜…だるいな 報告書の作成とか」 「まぁ 50年後にこういった仕事はなくなってますからね」 「なんかその言い方 未来人っぽいっスね」 「え? 鶴田さんって」「未来人なの?」 「本日をもって退職させていただきます ありがとうございました」 「え? なに? いきなり」 「私の正体が知られてしまった以 […]
「ドラム式でお探しですか?」 「この特売のヤツは風呂の水を使えないの?」 「そうですねー ポンプ機能付きはこちらになります」 「そうですか… ありがとうございます」 「また何か質問がありましたら聞いてくださいね」 「こりゃ家に帰ってばあさんに相談だな…」ブツブツ
「このテーブル ボロボロだから新しいのにするぞ!」 バンバン 「じゃあ買いに行きますかね」 「さっさと決めて帰るぞ!」「はいはい」 「これがいま使ってるサイズだけど小さく見えるわね」 「その通りです」 「お店は空間が広いので自分の家よりも家具がずっと小さく見えるのですよ」 「そうなんですね ありがと […]
「3D映画なんて久しぶりに観るよ」 「すげー飛び出すらしいよ」 スチャ チラッ (あれ…? コイツ こんなに いろいろ飛び出てたっけ?)
チャ 「うっ くさい 流してないじゃん!」 「おじさん ちゃんと流してよ!」 「しーっ…」 「私が水を流さなかった理由だがね…便器のフチをのぞいてごらん」 ピーッ ピーッ ピーッ
「宛先にはワシの住所を書いてっと…」 びたん 「すみません 着払いでお願いします」 「あー… これはちょっと受け取れませんねぇ」 「おっと! これは失礼 ワシとしたことが貼り忘れてました」 ぺちん 「これでお願いします」 われもの注意! 「意外にも傷つきやすいのね」
「実は俺とお前は本当の兄弟じゃないんだ」 「え!?」 「むかし橋の下でお前のことを拾って弟にしたんだ」 「父ちゃん母ちゃん 本当なの?」 「そうなんだ そして父ちゃんと母ちゃんも」「お兄ちゃんに拾われたのよ」 「チロは? チロは違うよね?」 「チロも俺が拾った」 ガーン
「じゃんけーん」「ぽいっ!」 「コラーッ」ガササ ハァハァ「じゃんけんなんていう…不公平な勝負をするんじゃない」 「え? じゃんけんは」「運だからフェアでしょ」 「運は平等じゃないぞ?」 「むしろ運ほど不公平なものはないと 今まで生きてきてワシは確信しておる」
「あ! すごい! 自分で立った!」 「がんばってここまであんよで来てごらん!」 スッ スッ スッ スッ (あ…あんよがすでに…ウォーキングやってる人のヤツだ…!)
「交代の時間よ」 「もう終わりか…」 ひざまくらからのこめかみオットマン
ガッ 「まぁたやった! これで何回目だよ!」 「人の気も知らないで いっつも急いでいる時に」 「最悪だよ!くそ! 人の足をひっぱりやがって!」 ガチャガチャ
「あ! みてみて!」 「かわいいワンちゃんだねえ」 「犬に触る前に飼い主さんに触っていいか ちゃんと確認しようね」 「おじさん ワンちゃんのことなでてもいいですか?」 「いい子だね もちろんダメだよ」 「ちょっと! 親の断りなしにウチの子をなでないでください!」
「うわーすごいな この半顔メイク」 「半顔メイク?」 「半顔メイクってのは顔の半分だけ化粧することよ すっぴんとの比較が同じ顔で見られるの」 「まぁ 画像を見た方が早いわね」 「この人なんかめっちゃ化粧がうまいでしょ?」
ビーッ 「お客さまの邪悪さにセンサーが反応しました」 「邪悪さ!?」 「機内に持ち込むことはできませんのでこちらにお出しください」 「出せるか!」 「出せますとも! 人はいつだって変われるんですよ!」 ゴー・・・
「ねぇねぇ… ちょっとあの人 こう言っちゃ アレだけど…」 「めっちゃ 服ダサくない?」「ダサいね」 「君たち 制服着てるけど高校生?」「うわっ こっち来た…」 「ここはあまり治安が良くないから用がないなら早く帰りなさい」 「つーかおっさんが一番あやしいし」「ウチらに構うなら警察呼ぶよ」 「その必要 […]
フーム 「先生…いかがでしょうか そろそろ焼き始めないと間に合わないのですが…」 「だまっとれ! もうすぐ出るから!」 ポタリ ピチャン やった やった これを生地に混ぜたなら ねじりパンが作れるぞ みんな大好き ねじりパン
「う〜い…」「じいちゃん」 「そんな格好で寝てたら風邪ひくよ お腹の岩も冷たそうだし」 「大丈夫 問題ないのだよ」 「この岩 裏起毛だから」「裏起毛!?」 「もしかしてこれが たびたび話題になるあの…人をダメにする岩?」
「おう 1年ちゃんとたま拾いしとけよ」 「はいっ! 先輩まかせて下さい」 「うぃ〜っス おひさ〜」「ケンジさん!」 「今はお前が部長なんだって? 俺らの代はマジやべー奴…」「あざっス! あざっス!」(・・・) (なんで先輩はこんなヤツにペコペコしてんだ?) 「えー! ってことは…先輩も昔は後輩だった […]
「それでは新郎新婦の入場です!」 パッ 「本日の結婚式はお二人の希望により写真・動画による撮影は全て禁止となっておりますので」 「ご来賓のみなさまはデッサンにて新郎新婦の晴れ姿をご記録ください!」
「あとでちゃんと片付けなさいよ!」 「ブロック踏むと痛いんだから」ガリッ 「アーッ!」 コレを繰り返すことで コレを繰り返すことで私の足の裏は鍛えられ 今ではブロックがしっかりとくっつくようになりました
「ビールが2本 ハイボールが3本」 ピッ ピッ 「田中さん! ちょっと!田中さん!」 「ワシのお客さんの商品 なんとフルハウス」 「あなたも懲りないわねぇ 仕方ない相手してあげるわ」 ピッ 「はい! 残念だけどまた私の勝ちね」 「カレーのストレートフラッシュ」 「あ これ… たまねぎじゃなくてエシャ […]
「ありがとうございましたー」 「なんか思ったり安かったな キャンペーン中だったのかな…」 「お客さまステータス反映…−20%…」 「ステータスが低ければ割引されるのか…」「えー! マジかよ! パねぇ!」 「オイラのステータスが高すぎてバーガーひとつが6千円だって!?」 「でもまっ! いっか!」
シャコシャコ 「おじいさんはいっつも立ち漕ぎですねぇ…」 「立ち漕ぎしてると若く見えるだろう?」 「じゃあうしろの荷台に座って漕ぐのはどうですか?」シャー 「それもいいな」 「でもやっぱりこの乗り方が」「一番若く見えるかもしれませんねえ」
「笑うと負けよ♪」「あっぷっ」 「ぷ」 「おうい そろそろ授業はじまるぞ…」 「ひゃあ!」 「ちょっとお前たち…けんかはよくないぞ…」 「やだなぁ先生…これは」「ゼロ距離にらめっこですよ」
はじめての方は傑作選!