「そういえば言いたいことがあったの思い出した」 「んー」 「お前、父さんを肩車してみないか?」 「んー いま本読んでるからまた今度ね」 「その本はオイディプス王!父殺しの話じゃないか!」 「やっぱ嘘!肩車の話やっぱり嘘! […]
「それではこちらで失礼します」 「ありがとうございました」 …見ていられる ずっと見ていられる…
「おー! 我が妹よ!」 「恥ずかしいから外で話しかけないで」 「そんなことより見てよ このネックレス」 「LANケーブルなんだよ!」 「今時LANケーブル? ダサッ!」 「最近はどんどん無線になっていくからいらなくなった […]
「一輪車に乗りながらのスマホ…」キュッキュッ 「もちろん危険です!」キッ 「え! そうなんだ!」「知らなんだ!」
「これから帰る」
「かくれんぼするものこの指と〜まれ!」 「ケンちゃん!」
ズッコケ〜 ピクピク (ズッコケとはなんだ…!?)
「キ・セ・キ!」「キ・セ・キ!」「キ・セ・キ!」 (なんかすごい期待されてるけどなんにもできねぇよ…) (もう無理…!帰りたい…) 「手カラ水ガ!キセキダ!」ゴポゴポ (緊張で 手汗がやばい…!)
「死んでやるぅー」 「おやめなさい」 「ブタ小屋がブタでないようにゴミ袋もまたゴミではないのです」 「でもゴミ袋はゴミと一緒に捨てられるんや!」
「なんで遅刻したんだ!」 「遅刻をする人のマネをしているのです」 「するとお前はモノマネをしているのか?」 「はい!」 「………」 「…似てる」
「僕サイコロステーキ」 「俺手ごねハンバーグ」 「手ごねハンバーグは提供までに少々お時間をいただきますが…」 「いいよ俺 早食いだから」 「あ〜そうですか 「早食い」っと」 「5番テーブル サイコロステーキと早食いです」
「あ もう結構いい時間じゃん」 「ホントだ いい時間」 「じゃあ俺たち そろそろ…」ガタッ「…この辺で…」 「いい時間ダンスを」「踊らせていただきます!」 「よ! 待ってました!」
「この人でなし!」 「どんな罵詈雑言を言われても心は痛まない」 「なぜなら鎮痛剤を打っているから」 「え?鎮痛剤ってメンタルにも効くの?」 「え?効かないの?」
「うっ…うっ」 (親父が泣くトコ 初めて見た!) (しかもよりによって なんでこんな人混みの中で!?) 「ママー あのおじさん また泣いてるよ」「あらホント」 (えー!?)
「申し訳ございません!」 「いま電車の中なので電話ができません」 「10分15分後くらいにかけ直しますので」 「すみませんが 少々お待ちくだ……さい っと」 「送信!」
はじめての方は傑作選!