「このヤロー!」 ガシッ 「やめておけ」 ガシッ 「とめるなこれは二人の問題だ」 ガシッ 「とめるのをとめるな」
「桜の絵でもかいているのかな?」 「アレー!」 「まさかの文章!?」 「小説ですか?」 「卒論です」 「エッ」
「この動画なつかしー!」 「お、それってオレらが小学生の時にやってたTV番組じゃん」 「この頃のテレビは面白かったなあ」 「皮肉なもんだ 最新技術を駆使して見るのが、むかしのコンテンツだなんて」 「ITはノスタルジーを 肥大させるのだ」 「さっきからうるさいな 誰だよキミは?」 「忘れたのか? まぁ […]
「プールで泳ぐぞ」ピピーッ 「抜け毛が水中に入らないよう帽子をかぶってください」 「かぶりました」 「君の場合はもっと全体的に!」
「歯の治療だけど」 「有料版と無料版どっちにする?」 「無料版あるならそっちでお願いします」 治療後 「わーキレイ」「これで無料とは!」 ピョコ 歯の治療なら○×クリニック !? スッ 「なんだいまの!?」
「いち、にの…さん!」 ゴン 「大丈夫カ?」「何デコンナコトヲ!?」
「このたびは 息子がバカをやり 申し訳ございませんでした」 ペコリ びょ〜ん びょ〜ん 「もう一回」
ブロロロ ニャー 「アブナイ!」 タタン ガブリ ガブリ
それはまず世界中にバラまかれた 「何だこれ?」「罠かな?」 みんな何となくそれに座った 座り心地はよくなかったけど しかし、だんだん 座りやすいかたちになってきた みんなの座り方や座り直しのデータがどんどん送信され その分析結果が反映されたからだ それが一般的に素晴らしい椅子になったあと 今度は個人 […]
ITは進化を加速させる 長い歳月をかけて伸びたキリンの首もITなら 「ITなら3日で伸びきる」 「いい加減なこと言うな!」 「3日もかからなかったな」 どっ
「これウチの母から」 「まぁ義母さんから!」 「なにかしら…」 「お前にはコレがお似合いだよ」(原文ママン)って
ワイワイ… いつだってそうだ 場が盛り上がれば盛り上がるほど僕の気持ちは冷めていく ギャハハハ ぐへぇ 「ウッス」「!」「お前も同じだったのか」 「いいよなアイツは…」「心の底から楽しめて」バァ 「そうでもないぜ?」
トッ ドシュッ
具体的な話をしないのはものごとの捉え方が千差万別だからだ そしてその手法に潜むのは決して善意ではない 「ぐはははははは」 「お前に良くないことがおこるよう呪いをかけた!」 「エッ 具体的には何が起こりますか?」 「それはわからんよ」 「残念ながら私には悲しいとか嬉しいとか そういう感情がないのです」 […]
「例のものを持ってきた」 「で、でけぇやつだ!」 「いや違う!よく見ろ!」 「鞄が 小さいんだ!」 「違うぞ!鞄以外が 大きいのだよ!」
私は後悔している ろくにオチも考えずにこのマンガを描き始めたことを そのときだった! S国でクーデターが起き 独裁政権が崩壊し民主主義の扉が開こうとしていた 「俺たちは自由だ!」 「自由でない奴は処刑する!」
「それでは聴いてください」 「テニス!」 スパン パコ ポーン バィ〜ン
ブーン パチパチ ドッキーン ギルギルギルギル… 「ただの右折か…」
エスカレータの手すりの掃除は止まって行われる 気のせいだとは思うが 彼の顔はなんとなく得意げだ
街中にある地図の現在地の場所はみんなが触るので ボロボロになっている 「時間が経った汚れのほうが中心から外れていることが多いな…」 「フォフォフォ よく気づいたのう」 「スマホじゃよ」 「スマホを日常的に使用することで みな現在地を正確にタッチできるようになっておるんじゃ」
ジュウウウ… 「こちら鉄板 ヒジョーに熱くなっております」 「お気をつけください」 ジュウウウ… 「ぎゃああああ」 「この俺のようになりたくなければな!」
「みな それぞれの物語を生きている」 「だから物語が交差するときは慎重にならないと」 「どけよ ここは俺の道だ」「いやいやいやいや」 「この道を通るために俺がどれだけ苦労したか知らないんだろう」 「残念ながら歴史に敗北して終わるような物語には価値がない」
ピッ ボン ボンボボン ボン
「メアド教えてよ」 「いいけどオレ 一年に一度しかメールチェックしないよ」 「ウッソー なんでー?」 「ウチのパソコン 鏡もちなんだ」
「自然は美しい!」 「合理的にデザインされているからだ」 「それに比べてこの恣意的な絵は なんだ!くだらない!」 「ソレはお前が人間だからだ」 「人間も同様にデザインされたものである」 「私にとってソレが残す痕跡はすべて同じだ」
「執刀医です 全力で オペします」 「先生…よろしくお願いします」 「執刀医の父です」「母です」 「まだまだ未熟でミスの多い息子ですがどうか大目に見てやってください」
「アイツは口だけの男だから」 「ホントに口だけは達者だよな」 キラーン (そんな風に思われていたのか) (今まで発言なんてしたことないのに 見た目だけで判断しやがって まったく) 開いた口が 塞がらないぜ!
コケコケコーッ コケー ゴクン カチカチカチ ポン パカ
「試食いかがですか」 「ア、いま断食中なんで」 (えー ここ食料品しか 扱ってないデパ地下なのに!) 「でも…そんなに言うのならひと口だけ…」 「断食中のかたはお断りします!」 「えー!」 「じゃあやめる!断食やめる!」
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