「どうぞー」 「息を吸ってー…　はい　止めてください」 ペラ　「さっき撮影してもらった画像ですけど」 「息を止めてる時の顔…なかなか良いですよ」

カチッ　カチッ　 「てめー俺の顔を見て　なにカウントしてやがんだ　コノヤロー」 カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　カチッ　 「お！　いきなり増えたな！　なんでなんで？」 し〜ん…

「なんでお前スマホに牛の鼻ぐりつけてんの？」 「これで牛をコントロールしているのです」 「たしかに鼻ぐりだけど」 「ミルクも出せますよ」 ブシューッ 「倫理的にどうなのよ？」

「いま駅に着きましたー」 「どこですか？」 「改札を出てすぐの変な人型のオブジェの前にいますよー」 「あ！ 俺もっス！」 「あれ？　オブジェがしゃべった！」 「あ！ 俺もっス！」

ガタンゴトン「！」 「いま！ おしり触った！」 「この電車が痴漢です！」 プォアァーン

「う〜ん…育毛剤っていっぱいあるんだなぁ　どの店で 買うべきか…」 「並び替え 並び替えっと」 カチッ　並べ替え：おすすめ順 カチッ　並べ替え：店長の顔の濃さ順 「これは 参考になるなぁ！」

その子どもは我々のどちらにも似ていなかった そして１５年の月日が過ぎた 「こちらは伏線回収車です　不要になった伏線　なんでも回収します」 「よう　大きくなったな」 「オレにそっくり！」　「軽トラなのに左ハンドル！」

「こうですか？」 「もっとこう肘をあげて」 「右手をまっすぐ上に伸ばして」 「振り下ろす！」ストン ポロッポロッポロッ 「これがアプリの削除方法」 「あー…私のアプリがぁ…！」

「はい解散！　解散！」パンパン 「はいはい解散！　解散！」パンパン 「はい そこまで！ 解散！ 解散！」パンパン 「おうい 何時だと思ってんだ　解散！」パンパン 「あ いま いいとこなんで邪魔しないでもらえますか？」

「ここには様々な脳が保管されています」 「脳を見ればその人がどんな人生を歩んできたか大体わかります」 「例えばこれは泥棒の脳です」

「今日も素敵な夕食に感謝します」 「…」「…」「…」 「それではみなさん　いただきましょう」 母さんのお祈りはきっちり3分間！ ズズズーッ