毎年元日にじいちゃんは遺影用の写真をアップデートする パシャ 「あのさ遺影って新しければいいってもんじゃないよ」 「え？」 「故人が生前どんな人間だったかが伝わらないと…例えば自分がいちばん自分らしかった時期の写真を使う […]

ズルズル 「ごちそうさま このラーメンを作った方… ちょっといいかしら？」 「まず味噌ラーメン この種類のラーメンを作る人には幼児退行の兆候が多く見られるわ」 「また甘過ぎる煮卵は愛情を欲しているサイン 総じて幼少期に親 […]

「テレビをお探しでしょうか？」 「シャーッ！」 「おっと… 失礼しました」 シャーッ 「大丈夫大丈夫」 「チッチッチッチッ」 フーッ 「怖くないよ〜」 「チッチッチッチッ」 「テレビ…」 「シャーッ！」

「このパンツの柄 水玉かと思ったら小さい穴がたくさん空いてる…」 「音楽室の壁みたいでしょ？ それ」「はぁ…」 「穴で音を吸収するんですよ」「はぁ…」 「オナラですよ」

「あれ？ しわが」 ニカッ 「遅れて 出てくるぞ」 ニュッ

「正月休みが終わってしまった」 「そして伸ばし続けたヒゲとも今日でお別れだ」 「あと3日… あと３日あればおしゃれヒゲになったのにな」じょりじょり 「イヤ！ステキダッタヨ！」 「目ガ慣レテナイダケサ！」 「ジュウブン オ […]

トントン 「朝食と新聞をお持ちしました」「うむ」 「それでは失礼します」「あ ちょっと」 「これからスポーツ新聞にはアイロンがけしなくていいから」

焼き鳥ゴマ しがないサラリーマンに大人気 バチン パクリ ぐびぐび ゴクリ

そのむかし エアコンと室外機は屋内にあったという 「たまの休日ゆっくり休んでくださいね」 「いまもどこかで苦しんでいる人がいることを忘れるな」 「お前は出てけ！」 こうして室外機は外に置かれるようになったのです

パコン 「アウト！」 キーッ 「ゲームセット！」 ポン ジョボボボ… ゴクゴク

パパー パパー （もう こんな時間…） 家族サービス残業ー

「たける君ママ おはようございます」 「ゆう君ママ おはようございます」 「オハヨーゴゼーヤス」 「あ たっ君ママのパパのにいに おはようございます」 「ワシのことは ヒコスケでええよ ヒコスケで」 「ヒコスケ はやく行 […]

「ありがとうございました」 バサッ 「アンコール！」「アンコール！」 「ありがとうございました」

ゴリゴリゴリ ゴリゴリゴリ 「ぶはっくしょん！」

「マジシャーン」 「マジック見せてー」 「う〜ん…特別だぞぉ」 「ほいっ」パッ 「すっげぇー！ どうやったの」 「ほいっ」パッ 「さてと　帰るか…」

「お先に失礼シマース」 「はぁい お疲れ様でーす」 バタン 「ふぅ そろそろ帰るか」

「すみませーん」 「この先 工事をしてまして」 「角を曲がったところ 道が狭くなっております」 「お気を付けてお通りください」 ギョッ 「すみませーん」 「ご迷惑をおかけしております」 「道が狭いので」「気をつけてくださ […]

バッ バッシャ バッシャ 「よし行くか！」 「おはようございます」 「おはようございます」「はざーす」 カチャ カチャ ガタンゴトン ガタンゴトン （今日はやけに右肩がこるなあ…）

「このオッサン？オバサン？ 誰なのかな？」 「オッサンだよ オッサン」 「笑っているのか はたまた寒くて顔がこわばっているのかわからない オッサンたちのポートレートだよ」

「ンー…」 「ンー…」 パシャ 「ふー…老眼の自撮りは疲れるわい」

「いままでずっとカットモデルをやって生活してきました」 「カットモデル…」「本業で？」 「はい カットモデル一本です」 「自分髪の毛が伸びるのが早くて 多い日は１日に３回やったこともあります」 「なんでカットモデルをやめ […]

「じゃあまず自分は絶対だまされないぞーって人いますか？」 「けっこういますねーすばらしいです！」 「ではここで手を上げた方にザンネンなお知らせ」 「なんとこの集まりが詐欺です」 「だと思った」

「美味いラーメンは なにで決まるかわかるか？」 「スープっすか？」 「違う」「麺？」「違う」 「それはな…客の舌だよ」 「オレは客の舌をハックするぜ」 「つーわけでまずは山椒をドバーッ」

ダウンジャケットの何が嫌いってこの虫のお腹みたいな段々！ しかしこの段々を取ったら中の羽毛が下に集まっちゃった （うわ〜やっぱりこれはないか…） （ん？でも… お腹あったか〜い）

ボコン！ 「だれだー！こんなとこでボール遊びしとるのは！」 「お前らか！非常識なクソガキどもは！」 「まったく！親の顔が見てみたいわい！」 「社会のルールを守れん奴は家で大人しくしてろ！」 「おい もういくぞ」「あっはい […]

隣には幼なじみの家 実は両想いだったが素直になれず幼なじみから進展しなかった 「なんならオレが付き合ってやろうか？」 「あんたと付き合う？ないない笑」 この関係のまま実に70年 両想いなのに、である

「キーッ！くやしー！」ガリガリガリ ガリガリガリ フー フー 「実はこの壁紙」 ベロン 「転写式」

「好きどす！」 「え！」 「ムリムリムリ」 「ムリムリムリムリ」 そ〜っ「ムリムリ」 バチン！「ムリム」 「あーっ！」