毎年元日にじいちゃんは遺影用の写真をアップデートする パシャ 「あのさ遺影って新しければいいってもんじゃないよ」 「え?」 「故人が生前どんな人間だったかが伝わらないと…例えば自分がいちばん自分らしかった時期の写真を使うとかさ…」 ガーン 「ワシの人生の中でもっとも輝いていた時は17歳!当時の写真はないがお前はその時のワシに瓜二つじゃ…!」 こうして僕はじいちゃんの遺影になったのでした
はじめての方は傑作選!