誰よりも美しくみんなの憧れだった先輩が スキンヘッドで現れた朝のことである 「出家?」 「まさか! 昨日、自分で前髪を揃えようとしたら ちょっと切りすぎちゃって」
そのハトは 平然とハトよけの上に着地してみせた 「このダサいトゲトゲがある限り 我々が来ないと思ったかい? 」 「コレが我々の行動を制御する優れたデザインだと思ったかい?」 「動物は環境に適応する力を持っていることを忘れ […]
「これは古代人の墓地です」 「墓石の重さは埋葬時における遺体の重さだと言われています」 「うわ!コレ何キロあるんだ?」 「これはゾウのお墓だと言われています」 「この墓石には何か書いてある」「名前?」 「そこには生前に行 […]
「ダントツで点数が悪かったぞ」 ぶわっ おーいおいおい 「泣くぐらいなら ちゃんと勉強しろ!」 「先生、オレ うれしくて泣いてるんです」 「まだまだ勉強する余地がたくさんあることがうれしくってうれしくって」 「えらい! […]
「犯人はここから車で逃走したそうです」 「こんな狭い道を自動車でよく走ったな」 「自動車? 私は車としか言ってませんよ 車にもいろいろあるはずだ」 「なぜ関係者しか知らない情報をあなたが知っているのですか!」 「 田舎者 […]
未来タクシー キッ 「東京駅まで」 「東京駅!」 「カシコマリマシタ」 ブォーン 「到着シマシタ」 「着きましたよ」
皮膚の下には内臓などなく異世界へ通じていると信じる者たちがいた 「赤い水がでてきた」 「おやおや向こう側と繋がってしまったね」 「こうしておけば塞がるからね」 食べ物は異世界を旅して戻ってくる
冗談でも 言っていいことと悪いことがあるというが 結局のところそれはタイミングだと思う 私はそのギリギリを攻めている 「どうしたんだい?」 グスングスン 「彼女の飼っていた犬が死んじまったんだよう」 「でもこれから雨の日 […]
「はっくしょん!」 ピーッ ピッピッピーッ チ〜ン ピ〜 ピピ〜
HAHA! アジア人の顔は フラットでまるで タッチパネルだな! SWIPE! 全部デ 4ページカ…
スマホジュース ピッ ガタン 「なにそれ?」 「ドリンカブル端末さ!」ゴクゴクゴク 「エ!どゆこと?」 「どゆこと!?」 あ…いまメールが来た…
あなたは街(アキバ)へ出かけます あなたが身につけているものにポケットは全部で何個ありますか? 「さあ どうだろう? 季節は?とか 野暮なことは聞くなよ」 「5個」「24個」「0個」 「なるほど〜」 「よし 決めた! ポ […]
満員電車に乗ると思い出すのだ あの絵本を 手袋の中に どんどん動物が入っていく絵本だ 始めはネズミだが動物はだんだん大きくなりしまいにゃクマなんかも無理矢理入ろうとする 無理無理! もう乗れないよー!
バサ 「食事中に新聞を読むのやめてって何回もいってるでしょ」 「ンー… わーってるよ」地球滅亡
先日久しぶりにカップ ラーメンを食べた 秘伝のたれ 「なになに… ふたの上であたため お召し上がりの直前に入れてください…」 「知るか!」「なんでオレがそんな 一流レストランのシェフみたいなことをしなきゃならんのだ!」 […]
ピシッ 「いつもピシッと糊の利いたシャツを着てますね」 「ワーハッハッ」「?」「ワーッハッハッ!」 「ひー… ごめんごめん…この服 ちょっと触ってみなよ」 コンコン 「あ、固い」 「プラスチックだよ」
「ぶつかる!やっぱり無理だったんだ!」 メリメリメリ…
「ここのエクセル パワポだから絶対 アクセスでしょ」「ワード!」 「最近のIT用語は 何を言っているか さっぱりわからん このじじいめに 教えてくれぬか」 「あ いえ… ここのエクセル(エクセルシオールカフェ)がパワポ( […]
「この辺りに郵便ポストありますか?」 「あそこのタバコ屋の角をまっすぐに」 「角をまっすぐにしたところにありますよ」 「…ようし!」 ベキベキベキ 「あった!」
「はい もしもし」 「ケロケーロ」 「なんかケロケーロって言ってる」 「ケロケロ詐欺だ!」 「ケロケロ詐欺?」 「あー!もう!電話かわれ!」 「ケロケーロ?」
ぬっちゃ ぬっちゃ ぺた ぺた 犬の毛にポマードを 塗っていると いったい自分は何をしているんだろうと思う べっとり 「きさま! ウチの犬に何をしている!」 「ポマードを塗っています」 「なるほど、犬本来の形がよく見える […]
「ちょっとオレ 先に行って店が開いてるかどうか見てきます」 「もし開いていたら笑顔で 閉まっていたら怒った顔で戻ってきます」 「そういうのいいから」「はやく行ってこい」 「お、戻ってきた」「どんな顔かな」 静かに笑うタイ […]
ゴロン 「や〜めた」 「先生!そんな…たのみますよ!」 「やる気がでないんだもん しょうがないじゃん」 「でもせめて傷口はふさいでくださいよ!」
「…ったく こんなところにとめて…」パチ 「おうい おっさん!あたしが 放置自転車にみえるのかい?」 「あ」 「すみません!すみません!」 「いいから質問に答えてよ」 「あたしってそんなに自転車っぽいか?」 「ええ そり […]
「ヨークシャーテリアーのっ!」 「ちょっといいトコみてみたい!」 「あ ソレ」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」
「え!この靴 半額なの!」 「でも32cmかぁ 大きすぎるよ」 「魔法で足を大きくしましょうか」 「靴のほうを小さくできませんか?」 「それをのぞむなら定価で買ってください」
「はじめまして」 「あ いま名刺を…」 「名刺交換ならもう終わってますよ」 「え?」 「いつの間に」スリ師ポール 「あなたの名刺も既にいただいています」 ボン 「アッ!」 「紹介が遅れました 手品師のジャンです」
「ダウンロードした後にパソコンの重さが変わるわけないだろバカ!」 「変わったのは量ではなくカタチだ…!」 みんなに同じ量の粘土が配られた (どんなカタチにしよう) (受信するのだ…素晴らしいカタチを…!) 「ってそんなこ […]
「しかしお前は八つ橋みたいなヤツだな」 「米粉に水と砂糖を混ぜ、蒸して作る和菓子の一種であり名古屋名物でもある」 「それって ういろうじゃね?」
ペタペタ ふぅーっ 「やや!」 「上り階段を作っているつもりが下り階段を作ってしまっていた!」 階段には上りも下りもない だから電車を乗り間違えたくらいでくよくよするな!
「たしかにA4サイズ1枚に作文書いてきなさいって言ったけどさぁ」 「この文字の大きさ、行間…!」 「やり直しっすか?」 「う〜ん… その前になぜ駄目なのか考えよう」 「これが耳なし芳一だったらどうよ?」 「めんどくさいか […]
その世界の裏側にはもうひとつ世界があってお互いに行き来は絶対にできないが 映像だけはニュースのように流れていた 「ついに世界大戦になったか」 プツン 「あ」 あらゆる国が核爆弾を使用したためついに世界がなくなった その年 […]
「夏休みの遊園地 どの乗り物も込んでるな!」 「お!ここは空いてるぞ」 「ア!ちょっと待って下さい」 「こちらのアトラクションには身長制限がございます」 「190cm以上!」 「あのう…どんな内容なんですか?」 「私もよ […]
わらわらわら バッバッバッ それは鳥が飛ぶために羽を広げるのに似ている 両者ともこの行為によって空を感じるのだ ビシャ
「この中で我輩の辞書に不可能という文字は無いって人いる?」 し〜ん… 「 え〜っと 我輩がそうです」 「じゃあ我輩も!」「ワガハイも」「一応 我輩も」 「いま手を挙げた人は…典型的なナポレオンタイプ リーダーに向いており […]
「休日 なにしてた?」 「一日中 ずっと自分が死んだ後の世界を想像してた」 「だぁーっ!不毛だなぁ!」 「そう言うなよ キミなんてワンワン泣いてたぜ」 「だぁーっ!ないない! 絶対に泣かないよ!」
「ねぇ スマホ買ってよ」 「いいけどコイツを低俗なただの暇つぶしにするか 己を成長させる有益なツールにするかはお前次第じゃぞ」 「じいちゃんはどんな使い方をしているの?」 「わしは主に血圧を測っとる」 血圧計
A定食にするか…それともB定食… D定食も捨てがたい N定食もいいな おっ Z定食もうまそうだな 「こちらの日替わり定食もオススメですよ」 日替わり定食に週替わり定食…月替わりに年替わり… 「よし決めた!全部ください!」
このランドセルには腕が付いています 「…つまり?」 「拡張性があります」 必要に応じてランドセルにランドセルを背負わせることで 運べる量をコントロール できます
はじめての方は傑作選!