「よい答えとはよい問いから生まれるのですか?」 「いい質問だ」 「作品が答えだとしたら問いはコンセプトですか?」 「いい質問だ」 「問いと答えが表裏一体だとしたら答えを出す必要はあるのでしょうか?」 「いい質問だ」
「うわぁこの店高いなあ!」 「でもほらここに 時価ってのがあるよ」 「もしかしたらいまは安いかもわかんないよ」 「バカやろう 時価のものはふつう高いんだよ」 「そんなの聞いてみないとわからないじゃない」 「すみません こ […]
このカメラはあなた以外の人の顔を自動で不細工に加工します 結果としてあなたは相対的に美人に 写るでしょう 写真にもっと個性を。 誰が撮っても同じ写真はもう必要ありません このカメラであなたはあなたの写真を撮るのです 「私 […]
魔法☆おじさん おじさんは魔法のステッキなんてつかいません 魔法のつまようじ 「変身!」 キラキラキラー
ガタンゴトン 「イツツツ…」 「肩こり?」 「いや、電車で…」 「どれ?ちょっと見せて」 「あ、これやばい!」 パアアア…
ピピピピ 「何度ですか?」 「37度です」 「微熱ですね」 「でもまだオレ全然 本気出してないっすよ」 くるり 「本気出してないってどういうことですか?」 「こうやって ギュウッて力を入れて計ってないってことです」
ズルズル 「いま何時?」 ズオッ シュッ 「3時だ」 「あそこで休もう」 ズオッ シュッ
オジーチャン 待望のアップデート OS 88.0 「なになに 物忘れ機能の強化 いくつかのバグを追加」 スッ 「アップデート完了じゃあ!」 「あれ? いまワシ…アップデートしたっけ?」
「……」 ブッ! えーっ!! 「いまから大きな とても大きなオナラをしますが 約束して下さい決して驚かないことを」 「……」 「あなたたちが驚いたので今日の会見は中止にします」
「鏡よ鏡よ鏡さん この世で 一番美しいのはだあれ?」 「やっぱり わたしか〜」 「鏡よ鏡よ鏡さん この世で一番醜いのはだあれ?」 「やはり… わたしか…」
「今日から衣替え!」 「学ランじゃあ!…」 (人格も変わってる…)ガハハハ 「しかしまだ暑いな…」 「脱ごう」学ランを脱ぐと人格も戻った はっくしゅん! 「あんたは病気じゃ…でも病は 気からじゃ!」 「そんなこと言って医 […]
「オハヨーゴザイマス」ブーブー 「ちょっとなによその豚!」 「え? お弁当ですけど」 「ひえ! 悪趣味!笑えない!」 そしてお昼休み 「さてと」 「アアーッお箸わすれた!」 「まったくドジだなぁ チミは!」 ワハハハ…
「じゃあこれで!」 みんなより一足先に成長した私は誇らしげに今まで育った池を後にした 「しかし陸は乾燥しているな」 「ああ つらい!あの池に戻ろう」 そこで私が目にしたのは成長したかつての仲間だった 私は知っておくべきだ […]
「あなたー お弁当忘れてるわよー」 「気のせいか…」 ガン 「あらやだ あの人 鉄アレイも忘れてる」
「A定食」「オレも」 「真似すんなよ」「そっちこそ!」 「くっだらねー」 「え?」「ん?」 「じゃあひとりがA定食でもうひとりが A’定食(エーダッシュ) にしましょうか」 「くっだらね〜」
ご覧の通り 私はいま宇宙空間でまんがを執筆している しかしどういうことだろう オチがまったく思いつかない! 「なんだあれは!」 「よく聞け… オチは重力だ」 「自然に落ちてくるものなのだ 考えて作ろうなんて思い上がりも甚 […]
「最近 アンタの作品 退屈だわねぇ〜」 「アーティストは誰かのために生きてはならない」 「自分ために作品を作るものよ」 「へぃ… お察しの通り コレができまして…」 小指の先のイボ 「アンタが復活する方法はただひとつ!こ […]
(どうやら僕は四角いものに好かれるらしい) しかし家は既に四角いものであふれているからなぁ 「ダメだ!いったいいくつ家の中に四角いものがあると思っているんだ!」 ガミガミ ガミガミ (まったく 一番四角いのは親父の頭の中 […]
「こちらの空いているお皿お下げしてもよろしいでしょうか?」 バシッ 「空いてるとか空いていないとかそういう問題じゃねー!」 「いいか? この皿は…私物だ!」 バッ「たいへん 失礼しましたー!」 「ったく気をつけろよ」 「 […]
アドリブの人生 真に役に入り込んだ時アドリブが発動する それはフィクションとノンフィクションの境目である 「カーット」 パコン 「カーットカットカットカットカーット!カット!」 「カットカット!」 「勝手にアドリブすなー […]
ピーッ ピーッ ピーッ カンカンカンカンカン (親鳥がエサを取ってきたんだな) カンカンカンカン ピーッ
「内科に外科…耳鼻科に眼科…」 「さすがは総合病院いろんな科があるなぁ…」 「…つの科?動物病院じゃあるまいし!」 「動物病院じゃあるまいし!」 ガチャ 「……一度だけ…」 「一度だけわしは患者を診たことがある」
アイツのカレシ マジでやヤバめ 「みんなに紹介するわ 私の彼氏」 「じゃーん」 「やばいよ それって妖怪のたぐいじゃん?」 「えー 神社で見つけたからむしろ神様だよぅ」 「ヨケーヤバイよ ソレ」
ストン 「ヤッタ! 先輩に命中したわ!」「さすが弓道部!」 「…矢文か… イマドキ珍しいな」カサカサ ?「何も書いてないぞ…」 「『すみません。間違えて白紙を送ってしまいました。私は2年B組の…』」 「あとはP.S.ね」
ポツ ポツ ポツ ザーッ 足の裏よ これが雨に振られるという感覚だ
男には夢があった それは日本一の山である富士山と相撲をとることだった 「なぁオラと勝負しようヤァ ビビってるのカァ」 毎日富士山に向かって語りかけた ある晩のことー トントン 「わらわと相撲をとりたいのは貴様か?」 「 […]
「しゃあっ!」 ガシッ 「せいやっ!」 ビタン 「勝負あったな」「ああ…」 しかし実に良い受け身だ
ブビーッ アー… ボタボタ 「鼻をかむのが絶望的に下手だな」ズーッ 「先生がチリ紙を押さえておくからチンしなさい」 「チーン! ズベシ ブビー
「激安コンタクトでーす」 「ム!なぜ私がコンタクトレンズだと?」 「目を見れば 目を見ればわかります」 「ヘェ〜」 「ちょっと視力測るのでレンズ外してください」
今日は3年に1度のゆびまつり 身体中のすべての指が集う 「ほぉもうこんな時期か…」
「ゴホン 体調が悪いなぁ」ゴホゴホ「薬局にでも行くか」 「えっと アリに効くクスリは…」 アリコロリン 全滅 「あったあった!」 「気をつけろ… クスリというやつはお前を生かしも殺しもする」 「あぶないあぶない… これが […]
これができたら100万円 イライラからあげとは口から入れた唐揚げを内臓の壁に当てずに排泄までするゲームである 「では最初の挑戦者です!」 プォーン パクッ ボンッ! 「あー 残念!」
「たしかに私は他人の アカウントを乗っ取りなりすまし詐欺をしました」 「しかしあの時 私の心も乗っ取られていたのです」 ザワザワザワ 「そしていまも乗っ取られています」 エーッザワザワザワ 「静粛に!」カンカン 「まぁそ […]
「スポーティーってどうゆうことですか?」 「ピッチピチってことだよ」 「例えばホラ あそこの人…あの服とかさ」 「他にも隙間なく本が並べられた本棚とか押し寿司の弁当なんかはスポーティーだね」 「あそびがない状態の事なんだ […]
「整形手術をお願いします!」 「いいけど…どんな?」 「ポケットを!」 「ポケット?」ピク… 「そうです!皮膚を移植してポケットをつけたいのです!」 「…で、何を入れるのよ? そのポケットに…」 「あなたの写真です!」
月には幾つもの土俵(クレーター)がある ガシィッ 「……」
何はともあれまずは観察である ただし見るべきポイントを誤ってはいけない 「沢山の細かい穴が壁に空いている」 「シャワーだろうか?それともスピーカー??」 「お客さんご用件は何でしょうか?」 「わっ!」 「アクリル板で区切 […]
「王手!」パチン 「激レアのコマ!」 「ふふふ…コレを手に入れるために苦労しましたよ…」 「ワシに売ってくれ! 金ならいくらでも出す!」 「あなた、お金を出せば将棋が強くなると勘違いしてませんか?」
「あ」ガッ ズル 「すみません 足がぶつかってしまいました」トントン 「オレノ カカト ミタカ?」 「見てません!」 「ナラ ヨシ!」
「フヒヒ お茶しない?」 「男らしくない人 キライよ!」バチン くるくるくる カッ「ではこれでどうだ!」 「?」 (…逆だったか…)
はじめての方は傑作選!