「この辺りに郵便ポストありますか?」 「あそこのタバコ屋の角をまっすぐに」 「角をまっすぐにしたところにありますよ」 「…ようし!」 ベキベキベキ 「あった!」
「はい もしもし」 「ケロケーロ」 「なんかケロケーロって言ってる」 「ケロケロ詐欺だ!」 「ケロケロ詐欺?」 「あー!もう!電話かわれ!」 「ケロケーロ?」
ぬっちゃ ぬっちゃ ぺた ぺた 犬の毛にポマードを 塗っていると いったい自分は何をしているんだろうと思う べっとり 「きさま! ウチの犬に何をしている!」 「ポマードを塗っています」 「なるほど、犬本来の形がよく見える […]
ゴロン 「や〜めた」 「先生!そんな…たのみますよ!」 「やる気がでないんだもん しょうがないじゃん」 「でもせめて傷口はふさいでくださいよ!」
「…ったく こんなところにとめて…」パチ 「おうい おっさん!あたしが 放置自転車にみえるのかい?」 「あ」 「すみません!すみません!」 「いいから質問に答えてよ」 「あたしってそんなに自転車っぽいか?」 「ええ そり […]
「ヨークシャーテリアーのっ!」 「ちょっといいトコみてみたい!」 「あ ソレ」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」 「イッキ!」
「はじめまして」 「あ いま名刺を…」 「名刺交換ならもう終わってますよ」 「え?」 「いつの間に」スリ師ポール 「あなたの名刺も既にいただいています」 ボン 「アッ!」 「紹介が遅れました 手品師のジャンです」
「ダウンロードした後にパソコンの重さが変わるわけないだろバカ!」 「変わったのは量ではなくカタチだ…!」 みんなに同じ量の粘土が配られた (どんなカタチにしよう) (受信するのだ…素晴らしいカタチを…!) 「ってそんなこ […]
「しかしお前は八つ橋みたいなヤツだな」 「米粉に水と砂糖を混ぜ、蒸して作る和菓子の一種であり名古屋名物でもある」 「それって ういろうじゃね?」
ペタペタ ふぅーっ 「やや!」 「上り階段を作っているつもりが下り階段を作ってしまっていた!」 階段には上りも下りもない だから電車を乗り間違えたくらいでくよくよするな!
「たしかにA4サイズ1枚に作文書いてきなさいって言ったけどさぁ」 「この文字の大きさ、行間…!」 「やり直しっすか?」 「う〜ん… その前になぜ駄目なのか考えよう」 「これが耳なし芳一だったらどうよ?」 「めんどくさいか […]
その世界の裏側にはもうひとつ世界があってお互いに行き来は絶対にできないが 映像だけはニュースのように流れていた 「ついに世界大戦になったか」 プツン 「あ」 あらゆる国が核爆弾を使用したためついに世界がなくなった その年 […]
「夏休みの遊園地 どの乗り物も込んでるな!」 「お!ここは空いてるぞ」 「ア!ちょっと待って下さい」 「こちらのアトラクションには身長制限がございます」 「190cm以上!」 「あのう…どんな内容なんですか?」 「私もよ […]
わらわらわら バッバッバッ それは鳥が飛ぶために羽を広げるのに似ている 両者ともこの行為によって空を感じるのだ ビシャ
「この中で我輩の辞書に不可能という文字は無いって人いる?」 し〜ん… 「 え〜っと 我輩がそうです」 「じゃあ我輩も!」「ワガハイも」「一応 我輩も」 「いま手を挙げた人は…典型的なナポレオンタイプ リーダーに向いており […]
「休日 なにしてた?」 「一日中 ずっと自分が死んだ後の世界を想像してた」 「だぁーっ!不毛だなぁ!」 「そう言うなよ キミなんてワンワン泣いてたぜ」 「だぁーっ!ないない! 絶対に泣かないよ!」
「ねぇ スマホ買ってよ」 「いいけどコイツを低俗なただの暇つぶしにするか 己を成長させる有益なツールにするかはお前次第じゃぞ」 「じいちゃんはどんな使い方をしているの?」 「わしは主に血圧を測っとる」 血圧計
A定食にするか…それともB定食… D定食も捨てがたい N定食もいいな おっ Z定食もうまそうだな 「こちらの日替わり定食もオススメですよ」 日替わり定食に週替わり定食…月替わりに年替わり… 「よし決めた!全部ください!」
その葬式はちょっと変わっていた お経をよむお坊さんの頭に様々な髪型をプロジェクションマッピングするのだ ポクポクポクポク
「オレこっち持つからそっちお願い」 「よしきた」 「せーっの」 !!ねば〜 「なんかネバネバしたもので床とくっついてる!」 「中止だ!」 「もよう替え中止!」
「ったく どの番組もサイコーにつまんねーな」 「ブラウン管だったときのほうが面白かったよな?」 「そうだな」 「じゃあさ」 「すもうでもとりますか!」 「よしきた!」
「822円 になまーす…」ゲー ガサガサ 「なんであんなに無愛想な人を雇っているのよ」 「ああ見えて彼はすごいんじゃぞ」 「バーコードを機械を使わずに読むことができるんじゃ」 「え?ピッてやらずに?」 「いかにも」 「い […]
太陽が沈んだ直後 世界は青白く染まり 木の幹がのっぺりと黒くなる この境目の時間 ある人は昼も夜もない部屋で働いているだろう ある人は夕飯の準備に追われていることだろう 外から帰ってきた子どもはソファでテレビを観ているか […]
ピロリロリーン 「いらっしゃいませー」 「すみません ここってトイレを借りれますか?」 「申し訳ございません 当店、トイレのご利用はご遠慮いただいております」 「土下座までしてるのに 駄目っすか?」 「申し訳ございません […]
「こうして世界に再び平和が訪れました めでたしめでたし」 「おいおいおいおい 待って」 「めでてぇか めでたくねぇかは 受け手であるオレが決めるから」 「それともなにか? 感想まで導くのが作品だと?」 「う〜ん…でも 出 […]
「ぶっはっくしょーい!」 「ガラガラガラ」「ぐわっぺ!」 ズビビビビーッ ブポッ 年を重ねるごとに生理現象がうるさくなるのは 古くなった機械から異音が出るのと同じだ ガタがきてもなお動こうとしている尊厳ある姿なのだ! そ […]
ゴウゴウゴウ 「ちょっと すみませーん」 「何してるの?」「職業は?」「名前は?」「住所は?」 「みんないっぺんに質問すなー!会見開くからそこで聞けー!」 パシャパシャパシャ 「えー…鬼 化け物 妖怪などの発言がありま […]
ブン ズオオオオ カキーン
ドンドン ドンドン ガチャ 「あの〜…となりの人 一週間くらい前に引っ越しましたよ」 「ん?」 「あと伝言がアリマス」 「『いまさら水に流そうなんて都合がよすぎるわ』だそうです」
「ううむ…」 「どうしたの?」 「 いや… こんな分厚い枠線は初めてだ」 「ん? なにか聞こえるぞ」 ワッショイ ワッショイ ワッショイ
「誕生日はいつですか?」 「20XX年 ×月×日です」 「古い!一番古い!」 「あなたが オリジナルか?」 「だったら 何だっていうんだ!」
「それでは ビンゴゲームを はじめます!」 「67番!」 ピリッ 「ビンゴォ!」 「あーあ…いきなり全部 開けちゃって… そういうゲームじゃないんだよ」 FREE
私はフォトグラファーでありながら同時に医者でもある 「先生、コレ 何の検査ですか?」 「大丈夫!いい写真を撮りますから!」 「いい写真…?」 「たしかにMRIは 大きくて持ち運びはできない…」 「しかし決定的瞬間は人体の […]
ジュウウウ ジュジュ ジュテーム セボン トクトク トレボン ボボボ ボンジュール
「なんですか?」 「ちょっと なんなんですか?」 「オマエガ娘ニ フサワシイ男カドウカ 見テイルノダ」 「娘?」 ハッ 昨日拾った石のことか!?
フキフキ「オレの服はマイクロファイバーじゃねえ!」 チーン「ティッシュでもねえぞ!」 「ましてやレッドカーペットでもねぇ!」 「おいおいどうした?どうした?」 「だぁー もう脱ぐ!」バッ 「ごらんなさい どうやら私の勝ち […]
「つ〜か〜れ〜た〜」 「えー… まだ10分も歩いてないのに…」 「しょうがないなぁ ホレッ」 「だっこ〜」 「ったく わがままだなぁ」 「うわっ!内側 キモッ!」
ズルズルズル 「残念ながらこれはうどんとは呼べんな」 「うどんは線じゃ そして線とは点の連続じゃ」 「お前の作ったうどんは線に囲まれている これは面じゃ」 ん? …メン?
職員会議 「2組のスギヤマですがちと真面目すぎやしませんかねぇ」 「うむ 健全すぎるのもまた不健全…退学にしましょう」 「異議アリ!」 「スギヤマ以外の生徒を全員退学にするのはどうでしょう」
はじめての方は傑作選!