ドッドッドッドッ パンッ 祝 鼓動15億回目! 「オメデトウゴザイマス」 「アナタノ心臓ハ15億回目ノ鼓動ヲ達成シマシタ」 「では、これから始まる感動的なエンディングをお見逃しなく!」 「もちろん最期まで観させてもらうよ […]
「キミィ! なんだね この報告書は!」 「すみません」 (あー ロックンローラーになりてぇ 反社会的で わがままな ロックンローラーになりてぇ…) 「まったく 何回言えば わかるのかね!」 (あー ロックンローラーになり […]
「ね、彼氏って どんな人? 何系?」 「うこっけい 烏骨鶏」 「う、うこっ…」 烏骨鶏 美しい羽毛をまとった そのニワトリは 中国では霊鳥とみなされている 「つまり イケメンってコト」 おもしろいことに この鶏は皮膚、 […]
これは35歳にして初めてトイレをみた男の物語である 「これは…」 「椅子にしては穴が空いてるし 水が溜まっていて危険だ」 「そしてこのレバー 大…?」 ぐるぐるぐる… 「わー! 目が回るー!」 渦巻きは北半球が左回り 南 […]
どう見ても彼の眼はメガネの表面にあるようだった アタシは 勇気を出してきいてみた 「それ どーなってるの?」 「フフフ… これはね」 「寝過ぎでまぶたが腫れているのさ!」
「娘さんを僕にください!お願いします!」 ズーン 「だめだー!」バチーン 「!!」 「む…娘よ…!」
歩きスマホは… バチーン 「げっ!」 「ぎょっ!」 キケンです!
「逃走用の鳥を用意しろ!」 「さもないと人質を殺す!」 「人質の命が最優先だ わかってるな?」 「さあ鳥だ!人質を解放しろ!」 ポワン バサバサ
「ぶはっくしょん!」 「手ェ!」 サッ すみません 「はっくしょん!」 サッ 「カンシン カンシン くしゃみのときは 手をあてようね」
カチカチ「あっれー!」 「どったの?」 「弾がでない」 「その銃は所有者に対して発砲できない仕組みなんだよ」 「なんてこった…これで銃の持つ最後の理性が失われてしまった」 「せや 他人の痛みを 感じられなくなったら終わり […]
街は防犯カメラで溢れ インターネットの閲覧は記録され 電子マネーの購入履歴は保存される 我々はまるで囚人ではないか 「あ」「ウォーリーみたいなの発見」
なんて疑り深い 舌だろう 「おいしそー」 「おいしそー」「おいしそー」 「あー おいしそうだった」 「素直になれ! おいしかったんだろう?」 「まだわからない まだだ」
「学歴なし 職歴なし」ペラ 「年齢58歳」 「ウチはね、基本的には 学歴とか年齢とか気にしません 基本的にはね」 「でも…58年間、 何してたんですか?」 「城に引きこもってました」
「肉団子ください!」 「肉団子は もうないよ」 「売り切れ?」 「違うよ あんまり人気がないから」 「捨てたの!?」 「いやいや さらにミンチにしてテリーヌにした」
「ア!」 「げっ!」 「これはこれは 恥ずかしいところを見られてしまいました」 「いやいや こちらこそ!」
「あ!」 (席が取られてる…) (レジに行く前に 人が嫌がりそうなものを置いておいたのに…)
サークル決めた? まだ 「ん!?」カチャカチャ 「ビルの隙間でなにやってんだ?」 「東京ってやっぱスゲーや」 「あ」 「なるほどねぇ」 「東京ってやっぱスゲーや」
眼鏡を捨てた 「アレ? コンタクトにしたんすか?」 「裸眼だよ」 「もうエッヂは見ないのだ」 「じゃあ オレの自慢の角刈りも丸刈りに見えてるんスか?」
「このヤロー!」 ガシッ 「やめておけ」 ガシッ 「とめるなこれは二人の問題だ」 ガシッ 「とめるのをとめるな」
「この動画なつかしー!」 「お、それってオレらが小学生の時にやってたTV番組じゃん」 「この頃のテレビは面白かったなあ」 「皮肉なもんだ 最新技術を駆使して見るのが、むかしのコンテンツだなんて」 「ITはノスタルジーを […]
「歯の治療だけど」 「有料版と無料版どっちにする?」 「無料版あるならそっちでお願いします」 治療後 「わーキレイ」「これで無料とは!」 ピョコ 歯の治療なら○×クリニック !? スッ 「なんだいまの!?」
「いち、にの…さん!」 ゴン 「大丈夫カ?」「何デコンナコトヲ!?」
「このたびは 息子がバカをやり 申し訳ございませんでした」 ペコリ びょ〜ん びょ〜ん 「もう一回」
それはまず世界中にバラまかれた 「何だこれ?」「罠かな?」 みんな何となくそれに座った 座り心地はよくなかったけど しかし、だんだん 座りやすいかたちになってきた みんなの座り方や座り直しのデータがどんどん送信され その […]
ITは進化を加速させる 長い歳月をかけて伸びたキリンの首もITなら 「ITなら3日で伸びきる」 「いい加減なこと言うな!」 「3日もかからなかったな」 どっ
「これウチの母から」 「まぁ義母さんから!」 「なにかしら…」 「お前にはコレがお似合いだよ」(原文ママン)って
ワイワイ… いつだってそうだ 場が盛り上がれば盛り上がるほど僕の気持ちは冷めていく ギャハハハ ぐへぇ 「ウッス」「!」「お前も同じだったのか」 「いいよなアイツは…」「心の底から楽しめて」バァ 「そうでもないぜ?」
「それでは聴いてください」 「テニス!」 スパン パコ ポーン バィ〜ン
エスカレータの手すりの掃除は止まって行われる 気のせいだとは思うが 彼の顔はなんとなく得意げだ
街中にある地図の現在地の場所はみんなが触るので ボロボロになっている 「時間が経った汚れのほうが中心から外れていることが多いな…」 「フォフォフォ よく気づいたのう」 「スマホじゃよ」 「スマホを日常的に使用することで […]
「みな それぞれの物語を生きている」 「だから物語が交差するときは慎重にならないと」 「どけよ ここは俺の道だ」「いやいやいやいや」 「この道を通るために俺がどれだけ苦労したか知らないんだろう」 「残念ながら歴史に敗北し […]
「メアド教えてよ」 「いいけどオレ 一年に一度しかメールチェックしないよ」 「ウッソー なんでー?」 「ウチのパソコン 鏡もちなんだ」
「自然は美しい!」 「合理的にデザインされているからだ」 「それに比べてこの恣意的な絵は なんだ!くだらない!」 「ソレはお前が人間だからだ」 「人間も同様にデザインされたものである」 「私にとってソレが残す痕跡はすべて […]
コケコケコーッ コケー ゴクン カチカチカチ ポン パカ
「試食いかがですか」 「ア、いま断食中なんで」 (えー ここ食料品しか 扱ってないデパ地下なのに!) 「でも…そんなに言うのならひと口だけ…」 「断食中のかたはお断りします!」 「えー!」 「じゃあやめる!断食やめる!」
もし車の歴史がない状態でいきなり現代の自動車が 開発されたら 「コレで街中を走る? ダメダメ!」「危険すぎる! 何考えてんだ!」 「ってなると思うんですよ」 「本当はまだ不完全な 乗り物なのに技術の進歩に騙されてませんか […]
「アッ! 落としましたよ!」 「たまご…産み落としましたよ…」 パカ 「お父ちゃん」 「わー! 刷り込み!」
「ネェー GWどこに行くの〜?」 「ネェー GWってばぁ〜」 「オレはいまから故郷(クニ)に帰るんだよ」 「え! アメリカ?」 「まさか! 島根県だよ」 「え? 外国の方じゃなかったの?」 「権造 渡辺(ゴンゾウ ワタナ […]
「レントゲンを撮ってみてわかったのですが首の骨が 曲がっているみたいです」 「何か心当たりございませんか?」 「いえ まったくないです」
「虫歯っぽいのですが」 「それでは診察券と保険証をお願いします」 「あ、はい どうぞ」 「ありがとうございます」 「あと、口を開けるのは治療が始まってからでいいですよ」
はじめての方は傑作選!