ガラガラ ピンポーン 5時間後ー ガチャ 「お届けものでーす」
「へぇー 特技がお笑いねぇ」 「はい!」 「じゃあ やってみてよ」「いま ここで」 「エ!」 「できるんでしょ?お笑い」 「あ、はい……では いきます… ショートコント面接」 「今日は面接 緊張するなー」「トン トン」「 […]
「どうしても怖いものってある?」 「あるよ〜 高所∧閉所∧対人恐怖症」 「そんなにたくさん!」 「いや でも∧(かつ)だから」 「つまり 高くて狭い場所に」 「知らない人がいると アウトって感じ?」 「いや そこに 対 […]
「何番の髪型にしますか?」 「これ全部同じカットモデルですね」 「はい 実はこれ ロン毛を坊主にするまでの記録なんですよ」
私の彼は腕まくらをしてくれないが そのかわり 手まくらをしてくれる でも やっぱり二股は嫌だ
1000人の 行動を予測するのは簡単だが1人の行動を予測するのは難しい 「今日は仕事が早く終わったからお前の好きなアイスを買ってきたよ」 ピシャ 「なにをするん…」 ボス
「はぁ だるいさむい」「熱あるんじゃない?」 「どれ」 ピーン (わかる… 考えていることが手に取るようにわかる) (なんだよコイツ… 慣れ慣れしく触ってきて気持ち悪いヤツだなあ…)
「ぎゃああ ゴキブリー!」 「まあまあよくみてごらん」 「つけまだよ」 カサカサカサ
ゴロン キャー ゴロゴロゴロゴロ ガタン ゴトン 「今のみた?」「うん!超かっこよかった!」
グリグリ 「アチャー ねじがバカになっちゃった」 「ウヒ ウヒヒ」 (家庭教師でもやとうか) 3ヶ月後ー キリッ 「おいボウズ… ここはねじよりくぎのほうが良いぜ」
「へぇ〜 あの 名門イケメン大学を主席で卒業!」 「はい」 「まったく人は見かけによらないものだねぇ」
「なに着てるの?」 「いま流行のウェアラブル端末ってやつだ!」 バーン 「さぁ タップしたまえ!」 「では」TAP 「目はやめてー!」
「エッ ここから歩いて帰る?」 「ああ、僕らにとって 遠距離恋愛が何ら障害でないこと そして二人がいる場所が地続きであることを証明するために!」 (え〜 飛行機で6時間はかかるというのに!) 5ヶ月後 ヴヴヴ「あ、彼から […]
日頃の偏った食生活のせいで血はドロドロだ プール 「なんて濃厚なスープなんだ」 「しかし酸味もあり割とゴクゴク飲めてしまう う〜む評判通り美味い!」 「おい はやくしろ」「みんな待ってんだぞ」
ズルズルズル ゴクゴクゴクリ ダーン「ごっそさん!」 ボリボリボリ 「カウンター席!?」
トントン くるっ グサッ パシ「やめろよ くだらない」 「あ」
やがて目的を忘れ習慣だけが残る それは リーゼント 「人はそれをゾンビと呼ぶ!」 「いい年していつまでそんな髪型してるんだ」 「思い出せんのです こうしている理由が」 「わからないままやめる 訳にはいかんのです 人生と同 […]
殺人現場の刑事「密室殺人か…」「厄介ッスね」 ガチャ「アナタハ神ヲ 信ジマスカー!」「あっ! 神父探偵!」 「完全なる密室…犯人は悪魔だな…」 「一応聞いておきますけど それは比喩ですよね?」「は?」 「いや…そのつまり […]
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「この薬を食後に二錠飲んでください」ゴト 「食後にこんなに大きいのを」 「大きくてもほとんど添加物 有効成分は 0.001%くらい」 「だからバリバリ食べちゃってよ!」 「いや そんなことより この量は無理だっての」 「 […]
「アレ?今日弁当なの?」 「愛妻弁当いいなぁ」 「へへへ…」 「オレはごめんだね 愛妻弁当なんて」ガサガサ 「なんでだよ」 「オレは好きなときに好きなものを食べる」 「もし与えられたものしか食べないのだとしたら それは食 […]
「おはようございます」 「おはよ…」 「 うわ! 背中になんか付いてますよ!」 「ああ、これ… これはね私のもう一つの頭脳です」 「パソコンでもシングルコアよりもデュアルコアの方がいいでしょう」 「その人を個人的に雇って […]
「ガオー」 ススススス… ガシ ビタンッ
「今回の見合い相手じゃ」 「ピーッ ガガガガ ピーッ ガー ピーガーピーガー」 「ひっ!」 「失礼 ちょうど今 仕事の電話がはいってしまって」 「よかった〜 ハンズフリーだったんだ〜 あたしゃてっきり…」 「お仕事は何を […]
誰よりも美しくみんなの憧れだった先輩が スキンヘッドで現れた朝のことである 「出家?」 「まさか! 昨日、自分で前髪を揃えようとしたら ちょっと切りすぎちゃって」
そのハトは 平然とハトよけの上に着地してみせた 「このダサいトゲトゲがある限り 我々が来ないと思ったかい? 」 「コレが我々の行動を制御する優れたデザインだと思ったかい?」 「動物は環境に適応する力を持っていることを忘れ […]
「これは古代人の墓地です」 「墓石の重さは埋葬時における遺体の重さだと言われています」 「うわ!コレ何キロあるんだ?」 「これはゾウのお墓だと言われています」 「この墓石には何か書いてある」「名前?」 「そこには生前に行 […]
「ダントツで点数が悪かったぞ」 ぶわっ おーいおいおい 「泣くぐらいなら ちゃんと勉強しろ!」 「先生、オレ うれしくて泣いてるんです」 「まだまだ勉強する余地がたくさんあることがうれしくってうれしくって」 「えらい! […]
「犯人はここから車で逃走したそうです」 「こんな狭い道を自動車でよく走ったな」 「自動車? 私は車としか言ってませんよ 車にもいろいろあるはずだ」 「なぜ関係者しか知らない情報をあなたが知っているのですか!」 「 田舎者 […]
未来タクシー キッ 「東京駅まで」 「東京駅!」 「カシコマリマシタ」 ブォーン 「到着シマシタ」 「着きましたよ」
皮膚の下には内臓などなく異世界へ通じていると信じる者たちがいた 「赤い水がでてきた」 「おやおや向こう側と繋がってしまったね」 「こうしておけば塞がるからね」 食べ物は異世界を旅して戻ってくる
冗談でも 言っていいことと悪いことがあるというが 結局のところそれはタイミングだと思う 私はそのギリギリを攻めている 「どうしたんだい?」 グスングスン 「彼女の飼っていた犬が死んじまったんだよう」 「でもこれから雨の日 […]
「はっくしょん!」 ピーッ ピッピッピーッ チ〜ン ピ〜 ピピ〜
スマホジュース ピッ ガタン 「なにそれ?」 「ドリンカブル端末さ!」ゴクゴクゴク 「エ!どゆこと?」 「どゆこと!?」 あ…いまメールが来た…
あなたは街(アキバ)へ出かけます あなたが身につけているものにポケットは全部で何個ありますか? 「さあ どうだろう? 季節は?とか 野暮なことは聞くなよ」 「5個」「24個」「0個」 「なるほど〜」 「よし 決めた! ポ […]
満員電車に乗ると思い出すのだ あの絵本を 手袋の中に どんどん動物が入っていく絵本だ 始めはネズミだが動物はだんだん大きくなりしまいにゃクマなんかも無理矢理入ろうとする 無理無理! もう乗れないよー!
先日久しぶりにカップ ラーメンを食べた 秘伝のたれ 「なになに… ふたの上であたため お召し上がりの直前に入れてください…」 「知るか!」「なんでオレがそんな 一流レストランのシェフみたいなことをしなきゃならんのだ!」 […]
ピシッ 「いつもピシッと糊の利いたシャツを着てますね」 「ワーハッハッ」「?」「ワーッハッハッ!」 「ひー… ごめんごめん…この服 ちょっと触ってみなよ」 コンコン 「あ、固い」 「プラスチックだよ」
「ぶつかる!やっぱり無理だったんだ!」 メリメリメリ…
はじめての方は傑作選!