トルルルル… 「お電話ありがとうございます カスタマーセンターです」 「あのさぁ!おたくのせんべいだけどさぁ!」 「かたくて食べられねぇよ! 歯がかけちゃうよ!」ガチガチ 「申し訳ございません まずはお口にしているのが本 […]
「でもめちゃくちゃ音がいーんだわコレ」 「ちょっと聞いてみる?」 「結構です」 「遠慮するなよ」ズボッ 「どう?俺の心音」トットットットッ
「ご協力おねがいしまーす」 わっしゃ わっしゃ (すっごい泡立ち!)
「山田くん今日いい匂いするわ」 「え? マジっすか?」 (あ 髪がぬるぬるしてる) (きのう リンス流してないわ…)
「お前 何回同じこと言わせるんだ!」 「ひー すんません!」 いま私がしかりつけているこのパッとしない男 副業先では私の先輩にあたる 「そこ さっさとやれ!」「ぐっ」 「言い方に気をつけろ! 仮にも本業ではお前の上司だぞ […]
「!」 (あの人の目 ハイビームのままだ! きっと自分では気づいてないんだわ) (あの〜 そこのあなた) (ハイ ビーム)パッパッ (…?) 「ハイビーム!」 「ハイビーム?」
「このちくわ中になんか入ってるぞ…」 「どうせ きゅうりなんだろうな」 キュッ キュッ ポン 「おおーっ! チーズじゃん!」
「あしたは…えーっと 6時起きか早いな」 「6時だと…だいたい このくらいの量だな…」 トク トク トク 私は目覚まし時計を使わない 信じられるのは機械よりも自分の身体… 私が目覚ましに使うのはズバリ尿意だ 就寝前に飲む […]
「じゃあ今日はわしらの健康器具と」 「僕らがいつも使ってる遊具を」 「交換ということで」 たのしーわーい ひゃあー ひゅうー ひゃひゃひゃ 「これはちょっと俺らに不利な取引じゃない?」 「うーん まぁ… たまには ね」
「ちょっとスマホ見せて」「いいよー」 「いいなぁスマホ欲しいなぁ」「お前も早く買ってもらえよ」 カチッ「え?」 「わ! なんでロック解除できてんの?」バッ「なんかごめん…」 「俺スマホに好かれる性格みたいでたまにこういう […]
「ちょっとスマホ充電させてー」「どうぞどうぞ」 カチッ パクパク もぐもぐ くっちゃ くっちゃ ぴちゃぴちゃ ごくり 「お前のスマホ…食べ方きったねぇなぁ」
「誰がパワハラやねん!」ユッサユッサ 「だぁれがパワハラやねん」 「だっ」 ピタッ 「あちゃ〜」 「やっちまいましたね こりゃパワハラですよ」 「パッワハラ」パン 「パッワハラ」パン 「パッワハラ」パン
「あーあ…じぃじが進化すればなぁ」 「進化…?」 「背骨がダンダンになってほしい」 「そうしたら登りやすいし」 「それだけのために?」「うん」 「それだけのためにじぃじにキモくなれと?」
ドドドド ドドドド ドドドド 「今日はアメリカンソースね」
体験型ガチャ むかしばなし 「体験型!」 チャッ ガチャガチャ ポロッ 「おむすび!」 「ころりん!」 コロコロコロ ストン
「すみません乗ります すみません」 「こんな出勤ラッシュのときにベビーカーですみません」 「そんなにヘコヘコする必要はありませんよ」 「みんな誰だって赤ん坊だったんだ 迷惑だなんて思っとらんよ」 「ただ…ワシの足を踏み潰 […]
「俺ら絶対に暴力はしないっスね」 「へぇーすばらしい! 地球人とは大違いだ!」 「攻撃されると猛毒の血が飛び散るんスよ」 「猛毒の血!」 「だから平和的な訳ではなく自分のためっつーか」パチン パチン 「だからもし殴っても […]
ジャー ペタペタ ペタペタ (こいつ…丁寧に手の裏まで…!) (なんて失礼な奴だ しかしまずいなこのままだと) (むかし入れた鬼の刺青が透けて現れてしまう…!)
ガチャ カランカラン カランカラン 「キャーッ」「あ!すみません」 バタム カランカランカラン 「人が来たらすぐわかるようにドアにベルを付けたのに…」カラカラ…
「あっ 今年の方角は…」 「いらん」 「私はいつも実家のある方角にしているので」 チュウチュウ 「恵方巻きを哺乳瓶に見立てて 実家の母を想うのだよ…!」 「こいつ節分に何やってるの!?」
あろうことか私は指名手配犯に恋をしてしまったのです 「お嬢ちゃん その顔にピンときたのかい?」 「ピンではなくドキン☆ときました」 「おっとそれはいけねえ こいつにだけは惚れちゃダメだ」 「彼は何をしたんですか?」 「結 […]
「これからカラオケ行かない?」「え?」「行く行く!」 「わたしチョット カラオケは無理かも」 「音痴でもヘーキよ 歌わなきゃバレないよ」 「運転しなきゃ誰でもゴールド免許なのと一緒よ!」 (お前らも歌わんのかい!)
チーン… 「お母さん あの人…」「わかってるわよ」 ピシッ ピシッ ピシッ 「え? うわっいてっ!」 「主人の遺書に遺骨はあなたに投げつけるようにって書いてあったの」 「私そんなに恨まれるようなことをした記憶はないのです […]
「はい これ誕生日プレゼント」 「え? ウソ いいのー?」 「気にしないで気持ちだから」 「気持ちって言ってもなんか悪いなぁ」ガサガサ ハッピーバースデーバルーン (う〜ん これはたしかにプレゼントというより気持ちだわ… […]
ワーッ ワーッ ガン ガッ ガン ガン この頭突きの応酬 実は頭突きの度に中身が入れ替わっており 頭突きをしているのはこいつだけである
「ゆうくん20歳の誕生日おめでとう」 「せっかくだから今まで撮り溜めてきた動画をみてみようか」 「生まれた日だね」 「このままイッキに20歳まで観て成長を振り返ろう」 無編集なので全て観終えるまで20年かかるのだった
「オレがぐれた理由?」 「簡単だヨ」 「オレは床屋になりたかった ただの床屋じゃなくて体毛をカットする床屋だ」 「でもどうだい? 体毛ときたら髪の毛と違って伸びる前に抜けちまう つまりオレの夢は叶わないってワケよ」 「・ […]
「バレンタインのチョコ 受け取ってください!」 「おおう! ありがとー」 「おいしい おいしい」「もう食べてる!」 「じゃあこれホワイトデーのお返しね」「え? はっや!」 その次の瞬間 もうそこに先輩の姿はありませんでし […]
「どうかね? ウチの職場は」 「あ お疲れ様です!」 「ここはとても仕事がやりやすいです!」 「そうだろう ウチは職場環境にこだわっているんだ 例えばあの真ん中のさぼり男」 「さぼり男を中央に配置することで皆に安心感が生 […]
「せんせぇー せんせぇー」 「どうした? 学級委員長」 「昨日 男子たちが先生のことを校長の犬って言っているのを夢で見ました!」 「なぁに〜!」 「でもそんな夢をみた私も悪いのです 男子を責めずに私を叱ってください!」 […]
「こちら我が社の新商品になります」 「・・・」 「そちらの彼も営業?」 「あ いや 彼は私のパーソナルトレーナーです」 「僕の人見知りをなおすためにマンツーマンでトレーニングしていただいております」 「お! いまの紹介す […]
「つまんねー授業 先生やめちまえ!」ギャハハハハ 「お前小学生のうちからそんなこと言ってるとろくでもない大人になるぞ」 「いいんだよ どうせこれは捨て垢だから」 「人生はアカウントじゃないぞ!」 ちなみに僕はROM専用※ […]
ガチャ 「あんまり無理しないでね…」 「お夜食ここに置いとくからね」 バタン
「今日は2022年2月22日…せっかくだからなにか記憶に残ることがしたいな…」 あれは忘れもしない2022年2月22日のことだったー 「いずれこんな感じで語れるような特別な日に…」 その瞬間 私は未来からの視線を感じまし […]
「ん? この資格欄にある資格取得士ってなんですか?」 「資格取得士はあらゆる資格を取れます!」 「で それ以外の資格は?」 「まだありませんが その気になればなんでも取れます!」
「この私の友達 紹介するよ?」 「えー… 写真小さくない?」 「サムネ詐欺じゃないの?」 「ご安心を!」「ひゃあ!」 「この 物が小さく見えるボックスで ずうっとわたくし サムネのままですから!」
「なんなんだ リアルカーソルって そんなもんで遊んでないで仕事しろ」 「みんなちゃんと仕事してるのに」 「お前だけだぞ さぼってるの」 「きいてるのか?」 「カチッ」「いてっ!」
コロコロ カチャカチャ 「その飴もらってもいい? のど痛くて」 ブッ ブッ あ め
「似たもの夫婦にもほどがある ほとんど双子じゃないか」 「実は私たち似てるから結婚したわけじゃないんです」 「結婚前の写真見ます?」 「妻は以前こんな感じでした つまり私が似させ男なのです」 「私の近くにいるとみんなだん […]
「ここは…厨房?」 ひょい 「え?」パク 「あ! おいしい!」 「ここは都内初の つまみ食いレストランなんだよ」
はじめての方は傑作選!