むかし 人間の娘に恋をした鬼がおった 叶わぬ恋とは知りながら鬼はこっそりと娘を守り続けた そんなことは つゆ知らず娘は村の好青年と結婚をする 鬼は悲しみ神様にお願いをした 「私をあの娘の子どもに生まれ変わらせてください」 その瞬間 鬼は雷に打たれ消えた そこには黒いシミのようなものだけが残った 「その時にできた黒いシミ…」 「それが僕のこのホクロだと言われています」
はじめての方は傑作選!