「う〜ん… 飛ばないテントウムシのこと知ってる?」
「は? あ、いや自分それ知らないっス」
テントウムシはアブラムシを食べてくれる益虫なんだけど
すぐどこかに飛んで行っちゃうのが難点なんだよね
そこで飛ぶのが苦手な個体を何代も掛け合わせて作られたのが飛ばないテントウムシだ
自然界では淘汰されるかもしれない彼らが人間様の下では大活躍ってワケだ
「まぁ、駄目なヤツでのどこかに活躍できる場所がある または、駄目なヤツほど利用しやすいってことですよ」
「え〜っとつまり…?」
「採用です」「やったぜ!」