ボクはその…なんつーか その…なんつーか ぶっちゃけ かぎっ子だ
「ただいまー」
「あーハラへったぁ 今日のおやつは何かな」
学校から戻るとテーブルの上にはいつも母からの手紙が置いてある
たかしへ おかえりなさい おなかすいたでしょう?
庭の石の下にダンゴムシがいます
「よっと!」
「…おいおい ワラジムシばっかじゃねーか」
ダンゴムシは好きだがワラジムシは苦手だという人はとても多い
丸くなれるというだけで何故そこまで評価が変わるのだろう?
母は今日も僕に深い問いかけをするのだ