「なんかこの棚 斜めってない?」 「あなたの目が斜めっているのかも」 「逆に?」「逆に」 「まぁ、ビー玉でも置けば 水平かどうかは確認できるさ」「だな」 こうして我々はビー玉を探す旅に出ることにした もう二度とこの街の土を踏むことはないだろうという確信がそこにはあった! 我々は転がり続けるのだ… この斜めった世界で
はじめての方は傑作選!